「パソコンやタブレットに慣れさせたいと家で使わせているんですが、YouTubeばっかり見ている。受け身ではなく、”作る側”の人間になってほしいと思いましてね」。“消火栓ゴキブリキャッチ”を作った子のお父さんだ。「キモチ悪りぃー」と言いながらも遊んでいる子を見ると、どうやら思惑は当たったようだ。
「でもね、さっき話したら、『これが終わったら、家でホンモノのゲームしていいでしょ?』っていうんですよ(笑)。楽しくやっているように見えて、やっぱり当人にとっては(この日の講座は)勉強なんですかねえ」とため息まじり。「ま、それでいいのかと……(笑)」
いつでも子どもは大人の思った通りにはならない。だが、このお父さんのように「それでいいのだ」と見守るのが親だ。天才バカボンのパパも、我が子を思ってそう言ったのだ。きっと。