ボブ・ディラン、欧州映画、落語とかけまして...【PR】

5月から始まるおすすめの5講座@上智大学 

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落語にゆかりのある講師陣が集まりまして...

そして、最後におすすめの公開講座が、落語を多角的な視点から読み解く「落語とかけまして...(実演付)」。

「この講義では私自身がコーディネーターを務めています。大学では「大衆文化論」という授業の中で日本の演芸について講義していますが、落語は時間が長いこともあって取り扱うのが難しいため、今回落語に焦点をあて、大学ならではのアプローチで公開講座を企画しました。

同講座では、バックグラウンドの違う4人の講師陣が登場し、様々な見地から落語文化への知識を深めていくという内容になっている。

「たとえば、落語協会の真打である金原亭龍馬師匠には、実演に加えて、落語の中に出てくるものごとや落語家の修行など、入門編的に落語についてお話をしていただきます。

また、英語と国際文化の専門家である鹿鳴家英楽(かなりや・えいらく)先生には、英語落語の視点からの講義を。さらに、落語にはおっちょこちょいやあわて者など、実に多彩な性格の持ち主が登場し、不条理ともいえる設定を生きるのですが、『落語の国の精神分析』という著作もある総合人間科学部心理学科教授で精神分析家の藤山直樹先生が、こうした落語の世界を精神分析の視点から解説していきます。

最後は哲学者である吉田先生が、哲学と落語の関わりや落語世界にある思想を分析する予定です」

日本の古典芸能として知られる落語の入門編として講座に通うのもよし。また、落語好きな人が、落語の魅力を新たに掘り下げるきっかけとしても、楽しめそうだ。

「落語とかけまして...」の講師を務める藤山直樹先生

「落語とかけまして...」の講師を務める藤山直樹先生

講座の詳細はこちらから:「落語とかけまして...(実演付)

 

これら5つの講座は、専門性が高そうに見えるが、どの講座も初心者が受けても問題がないように構成される。普通の公開講座ではお目にかかれないような、独特な講座ばかりなのも、注目だ。

〔今日の名言〕「上智大学の教養講座は、大学の教員が企画し、コーデイネートしている」

〔大学のココイチ〕上智大学を最初につくったのは、ドイツ人、フランス人、イギリス人の3人のイエズス会の神父たち。学内にはクルトゥルハイムと呼ばれる聖堂があり、ミサはもちろん、卒業生の結婚式などにも使われています。

2017年4月14日取材

文/藤村はるな 写真/藤村はるな、上智大学

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