近代世界移民の歴史像

神奈川大学

KUポートスクエア

資本主義は欲望によってではなく、禁欲を土台にして生成した。いうまでもなくこれはヴェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の主張です。資本主義の発展は均衡によってではなく、企業者のイノベーションによるのだ。こちらはシュンペーターの『経済発展の理論』の主張です。
では近代世界を変えてしまった19 世紀から20 世紀半ばのヨーロッパ移民の大移動はどう位置づけられるのでしょうか。本講座では、歴史を変えた能動的な原因として人の移動をとらえ直し、まず大西洋、次に太平洋、最後に日本の開国に焦点を当て、近代世界の形成を考えることにします。

7,200円

8,000円

2018/05/29～2018/06/26

13:00:00～14:30:00

火

5回

30人

藤村是清(神奈川大学非常勤講師)

1946 年生まれ。専門は移動・移民研究。明治大学法学部(特待生)中退。横浜の造船所で電気溶接工として14 年間勤めたのち勉学を再開、神奈川大学夜間経済学部卒業(全学総代)、英国大学院に留学し1991 年MA 取得(ケント大学)。主要論考に「還流的労働移動の社会的条件」(『近代世界の歴史像』世界書院)、「華僑送出4 港の旅客統計分析に基づく中国人移民サイクルの再検討」(前後篇、『華僑華人研究』9-10 号)、動画「高橋是清ジェイコブ・シフ 2 人が描いた理想の国際関係」解説(動画サイト「ひらめきと感動の世界」)、「華僑送出港の旅客統計にみる移民サイクル」(『華僑華人の事典』丸善出版)、「描かれた外輪船と太平洋認識――聖徳記念絵画館所蔵岩倉大使出立図によせて」(『神奈川大学アジアレビュー』近刊)。

神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA14階

横浜高速鉄道みなとみらい線（東急東横線直通）「みなとみらい」駅より徒歩2分/JR根岸線・市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩7分

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