結婚の幸せと幸せな結婚

神奈川大学
KUポートスクエア
繁田信一(神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師)

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講義詳細

講義詳細
講座名
結婚の幸せと幸せな結婚
大学
神奈川大学
キャンパス
KUポートスクエア
概要
「一夫多妻(いっぷたさい)」 ― 王朝時代の結婚は、しばしば、この言葉によって説明されます。
ところが、われわれ現代人が「一夫多妻」という言葉で思い浮かべるものと、実際の王朝時代の結婚とは、かなり異なっていたりします。
多くの現代人は、「一夫多妻」と聞くと、男性が主導権を握るような、男性に圧倒的に有利な結婚を想像するのではないでしょうか。しかし、王朝時代の実態として、いわゆる「選ぶ権利」をより多く持っていたのは、女性の方だったのです。しかも、当時の男性たちは、結婚しない限り、衣食住もままならない、というみじめな状況に陥(おちい)りかねませんでした。そして、これは、庶民から上級貴族まで、多くの男性たちに共通したことだったのです。
われわれが『源氏物語』に見るような「一夫多妻」 ― 男性が好き勝手に「一夫多妻」を楽しんでいるような結婚 ― は、あくまでも、物語の中の結婚であり、結婚のフィクションに過ぎません。この講座では、『源氏物語』のフィクションをより深く楽しむことを目的に、さまざまな史料を引きながら、王朝時代の現実の結婚のあり方を見ていきたいと思います。
会員価格
4,500円
一般価格
5,000円
講座期間
2018/09/18~2018/11/20
開講時間
14:00:00~15:30:00
曜日
講座回数
3回
定員
50人
講師名
繁田信一(神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師)
講師概要
1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA14階
アクセス
横浜高速鉄道みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅より徒歩2分/JR根岸線・市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩7分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。

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