科学と戦争と人々――満州731部隊の歴史と素顔

神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
KUポートスクエア
常石敬一

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講義詳細

講義詳細
講座名
科学と戦争と人々――満州731部隊の歴史と素顔
大学
神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
キャンパス
KUポートスクエア
概要
神奈川大学STS センターは1990 年代後半、満州第731 部隊(石井機関)に関わった20 数人の証言をビデオに記録しました。その一部で短編ビデオ『語り部七三一部隊 少年隊員の見た細菌戦部隊』(36 分、1997 年)を製作しましたが、証言の大部分はこれまで公開する機会がありませんでした。しかしこれらは部隊の内実を知る上で有効と考え、証言ビデオを見ていただく企画を立案しました。講座は各証言の背景を説明した上で、テーマごとに編集した証言を見ていただき、その後で証言の裏付けとなる文書を紹介し、その意味を解説するという形での進行を予定しています。証言に接することで、731 部隊の問題を過去の否定すべき忌まわしい歴史として批判するだけではなく、自分がその場に置かれたらどうするだろう、何ができるだろうと考えるきっかけとなれば幸いです。
会員価格
7,200円
一般価格
8,000円
講座期間
2017/9/29~2017/11/24
開講時間
13:00~14:30
曜日
講座回数
5回
定員
50人
講師名
常石敬一
講師概要
神奈川大学名誉教授・1943年東京生まれ。1966年、東京都立大学理学部物理学科卒業。専門は科学史。自著の『消えた細菌戦部隊』(海鳴社、1981年)から『医学者たちの組織犯罪』(朝日新聞社、1994年)のころまでは満州731 部隊の問題を通じて、科学(者)と戦争の問題を考えていた。『化学兵器犯罪』(講談社、2003年)の前後は化学兵器の問題を軸に軍事科学の問題に取り組んだ。21 世紀に入り、STS(科学・技術・社会)のケーススタディとして『原発とプルトニウム』(PHP 新書、2010年)、『結核と日本人』(岩波書店、2011年)そして『日本の原子力時代』(岩波書店、2015年)などで科学技術と人間との関係を考えてきた。2015年、防衛省が大学などの科学技術研究への補助金を創設したことに触発され、731部隊の問題に立ち戻り、21 世紀における科学技術と社会のあり方を模索している。
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA14階
アクセス
横浜高速鉄道みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅より徒歩2分/JR根岸線・市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩7分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。

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