知りたい世界史 三国史の世界 ネタ本と講談（秋期）

清泉女子大学

品川キャンパス

世に衆知の「三国志の物語」は、中国古代の2世紀の終わり頃から3世紀末の激動の時代の物語である。
400年間の統一の時代が終わり、政治的には群雄割拠の分裂の時代、文化的には疾風怒濤の時代に入っていくのが紀元2世紀末。そして約100年間、魏・蜀・呉の三国が鼎立する。この時代を描写したものが陳寿の著『正史・三国志』。この書は公平・簡潔な記述で良書と評価され、後世にまで語り継がれた人物たちの宝庫であった。史実を核としながら、語り物や芝居などの民間芸能の世界の中で、喜怒哀楽を上乗せして、物語となっていく。そして千年後の14世紀中頃に羅貫中によって『三国志演義』という長編小説が誕生する。
主要人物の著名な名言・名セリフを紹介しつつ、歴史の書と物語の書を比較してみたい。

11,500円

2018/09/29～2018/12/8

10：40～12：10

土

5回

60人

春日井明

清泉女子大学名誉教授

東京都品川区東五反田3−16−21

JR山手線・都営地下鉄浅草線・東急池上線「五反田」駅から徒歩約10分。「大崎」駅、「高輪台」駅からも徒歩約10分。

申込

URL