中世の庶民に見る仏教への信仰と憧憬―狂言から考える

武蔵野大学
千代田サテライト教室
三浦裕子

-教養その他, 日本文化, 講義詳細
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講義詳細

講義詳細
講座名
中世の庶民に見る仏教への信仰と憧憬―狂言から考える
大学
武蔵野大学
キャンパス
千代田サテライト教室
概要
狂言は中世の庶民の日常を描く演劇です。そこに、人びとが仏教を信仰する素朴な姿を見出すことができます。例えば、狂言〈仏師〉〈六地蔵〉では、持仏堂を建てた田舎者が安置する仏像を求めようと都に上り、すっぱ(詐欺師)に騙されそうになりますが、結果的に田舎者がすっぱを翻弄することになります。素朴な信仰に支えられた田舎者が、すっばに勝利するものと言えましょう。あるいは狂言〈呂蓮(ろれん)〉では旅の僧を自邸に留めた男が出家したいと願い出て、剃髪をし、僧から呂蓮という名前を授かります。そこに妻が現れ出家を反対するので、男もあっさりと翻意してしまいます。信仰世界に憧れつつも現世を選んでしまった男の弱さを見ることができましょう。 このように、色々な狂言を通じて中世の人びとが仏教をどのように信仰していたのか、その姿を考えていきたいと思います。
* 全講座(7 回)お申込み9,000 円(全7 回)
* お好みの講座を選んでお申込み 1,500 円(1 講座につき)
会員価格
一般価格
1,500円
講座期間
2018/05/13~2018/05/13
開講時間
13:00~14:30
曜日
講座回数
1回
定員
30人
講師名
三浦裕子
講師概要
本学特任教授・本学能楽資料センター長
住所
東京都千代田区四番町11番地 千代田女学園中学校・高等学校内
アクセス
JR・東京メトロ「四谷」駅より徒歩8分 / JR・東京メトロ・都営地下鉄「市ヶ谷」駅より徒歩8分 / 東京メトロ「麹町」駅あるいは「半蔵門」駅より徒歩5分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。

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