291076 大乗仏教入門――『宝性論』と如来蔵思想――

武蔵野大学

三鷹サテライト教室

如来蔵思想とは、かんたんにいえば「すべての衆生はほんらい仏になる可能性をもっている」と考える思想です。インド大乗仏教の歴史の中では比較的遅くあらわれてくる考え方ですが、その後の大乗仏教、密教に大きな影響を与え、また中国、日本では大乗の中心思想とさえみなされていきました。 本講義では、如来蔵思想を組織的にまとめあげた論典『宝性論』にでる、「仏性の九喩」の解説を主眼にすえます。あわせて、初期仏教にみえる如来蔵思想の源流、『宝性論』編纂にいたる如来蔵系経典の思想も紹介し、インド語原典における如来蔵思想の特徴を、ごくやさしく概説したいと思います。 第1回 2017/07/28 如来蔵思想とはなにか 第2回 2017/08/04 『宝性論』にみえる如来蔵思想 第3回 2017/08/18 如来蔵系経典 第4回 2017/08/25 如来蔵思想の影響について

6,000円

2017/07/28～2017/08/25

15:00～16:30

金

4回

50人

日野慧運

本学助教。武蔵野大学 助教。1981年岐阜県生まれ。2005年 東京大学文学部 卒業。2016年 東京大学大学院 人文社会系研究科 (インド文学 インド哲学 仏教学)博士号取得。2016年より武蔵野大学助教 現在に至る

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