右大臣藤原実資の王朝時代(5月開講)

神奈川大学
KUポートスクエア
繁田信一(神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師)

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講義詳細

講義詳細
講座名
右大臣藤原実資の王朝時代(5月開講)
大学
神奈川大学
キャンパス
KUポートスクエア
概要
藤原道隆(みちたか)といえば、あの藤原道長(みちなが)の兄であるとともに、清少納言(せいしょうなごん)がひたすら賞讃(しょうさん)した中宮定子(ちゅうぐうさだこ)の父親でもあります。その道隆は、生前、年若い一条天皇の関白(かんぱく)として、朝廷を牛耳(ぎゅうじ)って、ほしいままに栄華(えいが)を極めました。
この道隆の次に権力を握るのは、弟の道長ですが、実のところ、その道長の誇った栄華は、兄の道隆の栄華のあり方をまねたものでした。その意味では、道隆こそが、権力の見せびらかし方というものを最もよく心得る人物であったのかもしれません。
ただ、道隆がどのような人物であったのかは、道長びいきの『栄花物語(えいがものがたり)』や『大鏡(おおかがみ)』からでは、正確なところはわかりません。また、定子の家族を礼賛(らいさん)する『枕草子』からでも、道隆の人物像の全体を知ることはできません。
これに対して、道隆政権の要人であった藤原実資(さねすけ)の日記である『小右記』からは、道隆の多様な側面を知ることができます。そこには、『栄花物語』が黙殺した立派な道隆も、『枕草子』が眼を反らした卑劣な道隆も、さまざまに登場するのです。
この講座では、藤原道隆が一条天皇の関白として繁栄を謳歌(おうか)していた時代の貴族社会の様子を、藤原実資の『小右記』から再現してみたいと思います。
会員価格
11,200円
一般価格
12,500円
講座期間
2018/05/10~2018/07/05
開講時間
15:00:00~16:30:00
曜日
講座回数
8回
定員
50人
講師名
繁田信一(神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師)
講師概要
1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA14階
アクセス
横浜高速鉄道みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅より徒歩2分/JR根岸線・市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩7分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。

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