私の学ぶ理由と勉強の楽しさについて

11月の一次審査通過作文/「学びと私」作文コンテスト

真冬の雪光さん(42歳)/大阪府/最近ハマっていること:読書、数学の問題集を解くこと

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真冬の雪光さん(42歳)/大阪府/最近ハマっていること:読書、数学の問題集を解くこと

私は学校を卒業して以来、長い間勉強していなかったが八年前くらいに再び勉強を始めた。
その理由は、勉強をして知識や知恵を身につけて生活面で段取りを良くし、仕事でもっと活躍したいからである。
勉強を再開したころは学生時代に得意だった国語や英語を主に勉強していた。
しかし最近は苦手だった数学の勉強にも挑戦している。
私は読書好きで、日本文学を好んで読んでいる。
大変役に立つと思った箇所は、受験生のように赤線を引いて何度も暗唱をして覚えている。
だが大事だと思った箇所を赤線で引いているのは試験の為ではなく、小説から生きる知恵を学ぶためである。
正直に言うと、学生時代は何のために勉強するのかわからなかった。しかし今は学んだことを社会生活で生かすという目的があるので学生時代の勉強よりも何倍も楽しさを感じている。
古文や漢文の勉強も面白い。古文で書かれた書物にも私にとって役に立ちそうなものが多い。
原文と解説の両方を読んでいるうちに少しずつ原文のままでも理解できる箇所が増えてきている。
原文のまま何を書いているのか理解できるようになれば、読むスピードが速くなりその分多くの本を読めて知識が増える。
英語の勉強は学生時代、読みと文法が中心だった。
今は実際に英語圏の人と会話する場面を想定して勉強している。たとえば洋画を見て会話の時にどんな表現をしているか、会話の速さはどれくらいかを体感している。
洋画を見て実践的な英語を学ぶことが出来て、映画の内容も楽しめるから一石二鳥である。
数学は苦手だったので、結局数学が出来ないまま高校を卒業してしまった。
だが最近、仕事をする上で数学的な思考力も必要かもしれないと思うようになり、高校で学ぶ数学Ⅰの参考書を買って勉強している。
数学は私にとって理解しにくい。しかし今は仕事で生かすためという明確な理由がある。
だから数学の勉強は少々難しくても頑張れる。数学ができれば計算が早くなり、仕事でも生かせるはずだ。そういう風に考えると数学の勉強に自然と気合が入る。
今では得意だった英語や国語よりも苦手だった数学の勉強が好きになっている。
苦手だった数学を克服することで、数学をわからないままにしていた罪悪感のようなものをなくすことが出来る。それに私は大学受験や就職試験の時、数学が出来ない為に良い結果を出せないことが何度もあった。
だから数学ができるようになれば新しい自分になれるという期待がある。
学生時代のように、一日に何時間もかけて勉強するということは社会に出てからは難しい。
しかし高校を卒業し、社会人になってからの私の勉強はもう受け身ではない。それに仕事や生活面で生かすための勉強なので続けていこうと思っているし、勉強が楽しくてやめられなくなっている。

学びと私コンテスト

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