この春私は大学講座に通いました。5月に娘が結婚して、夫との二人暮らしになり、時間に余裕が出来てきたので何か始めようと思い、週3日のパートと大学講座を始めました。
日中はパート、夜は講座と忙しく疲れるかと思ったのですが、意外と楽しく、講座は一回も休まずに通いました。娘の結婚で淋しい気持ちよりも自由に行動ができる時間が出来て充実した毎日を送っています。
上智大学の「現代のヨーロッパ映画」という講座に行きました。ポルトガル映画から始まりヨーロッパ全体の映画や監督の解説を聞きました。革命前革命後、戦前戦後、人種差別、移民問題と今まで観てきた映画と違い、ちょっと重苦しく胸が痛くなる映画もありました。
毎回先生が違い、毎回資料の最後までたどり着くことなく終わり、どの先生方も熱かったです。映画は歴史とつながっているんだなぁと感心しました。ヨーロッパの歴史の勉強もした気持ちになり、ヨーロッパについて少し物知りになりました。
私が映画に興味を持ち、観始めたのは10 年程前からです。娘が学生の時は帰宅時間に合わせて、映画を観ていたので、時間も場所も限られてしまいました。限られた時間の中で観れる映画はやっぱり限られていて、世間一般のメジャーな映画ばかり観ていました。
上智大学の「現代のヨーロッパ映画」の講座を受けてから、映画に対する観方が変わり、ヨーロッパ映画等、いろいろな視点で観る楽しさを覚えました。どの国も映画を作っていて、それぞれの国の特徴が出て、ヨーロッパ映画にもいいものがいっぱいあるんだなぁと考えさせられました。これからは今まで観た映画と全く違うタイプの映画も観に行きたいと思います。
(作文のタイトルは編集室が付けました)