「~したり」は結構むずかしい
「では、これらの行動を〈~したり〉でつないでみましょう」と先生。前記3つの行動をつなぎあわせると、
「温泉に行ったり、家でたくさん寝たり、友だちとカウントダウンをしたりしました」
となる。ここポイントとなるのは、「たり」でつなぐには、それぞれの動詞の形を変えていかなければならない点。受講生は、動詞によって変化の形に違いがあることを学んでいく。英語だって、「-ed」を付ければいいってものではなかったように、日本語も、なかなか複雑なのである。先生お手製のカードを使って、二人一組で声を出して確認しあう。
よむ→よんだ
あそぶ→あそんだ
べんきょうする→べんきょうした
とる→とった
まつ→まった
つくる→つくった
いく→いった
いそぐ→いそいだ
日本語の動詞変化にもいろいろあるんだと気づく。
「たり」は便利な日本語!?
次に、動詞を使った応用を学んでいく。例えば以下である。
「V(動詞)たり、Vたり、Vたり したいです/したくないです」
「Vすぎます/すぎました」
「~したい」を学ぶに当たり、先生から「今年のレゾリューション(決意)は何ですか」という質問が投げかけられる。
「貯金をしたり、日本語を勉強したりしたいです」
「煙草をやめたいです」
などの回答が続く。勉強熱心な受講生たち!