日向の神話と神楽(宮崎県との連携講座)
渋谷キャンパス
小川直之
講義詳細
日本の古代神話には、アマテラスを中心とするスサノヲとの争いの神話、岩屋籠もりと岩屋戸開きの神話、ニニギノミコトを中心とする天孫降臨神話などがあります。こうした古代神話の舞台が日向です。講座では『古事記』や『日本書紀』に記された日向を舞台とする神話を取り上げ、「日向の神話学」と宮崎県内に伝承されている神事芸能の「神楽」の特色や歴史を講じます。
「日向の神話学」では、『古事記』『日本書紀』のテキストを読み解くとともに、天孫降臨神話を世界各地の神話を世界の神話と比較してみます。
神楽は、宮崎県では200を越える地区で伝えられ、なかでも国の重要無形民俗文化財にも指定されている高千穂神楽、椎葉神楽、銀鏡神楽、高原の神舞などはよく知られています。こうした神楽を映像も交えてみていきます。講座は、5人の講師が各回とも2コマずつ行います。
平成30年度もこの講座の開講期間中に「みやざきの神楽東京公演」が行われます。講座受講者には、この神楽公演の案内もします。
第1回神楽にみる天孫降臨神話 國學院大學教授 小川直之
第2回『日本書紀』にみる海幸山幸の物語 宮崎県立看護大学教授 大館真晴
第3回「銀鏡神楽」を知る 宮崎県民俗学会副会長 前田博仁
第4回『古事記』の海幸山幸神話 國學院大學教授 谷口雅博
第5回日向神話の世界 國學院大學教授 平藤喜久子
14:20~14:30
16:00
専門分野:民俗学
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。