陸軍登戸研究所の誕生から80年
明治大学リバティアカデミー
生田キャンパス
山田朗/渡辺賢二
-日本文化, 講義詳細
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概要
現在の明治大学生田キャンパスは、かつての陸軍登戸研究所があった場所に立地しています。登戸研究所は、日本陸軍の〈秘密戦〉(防諜・諜報・謀略・宣伝)のための兵器・資材を開発していました。1937年に生田の地に研究施設が開設され、1945年8月に閉鎖されるまで、電波兵器・風船爆弾・毒物・細菌兵器・スパイ機材・偽札などを開発・製造していました。戦後、それらの施設(建物)の大部分は、1950年以降、明治大学の図書館・教室・実験施設などとして使われてきました。今回の講座では、2017年が陸軍登戸研究所の誕生から80年目にあたることから平和教育登戸研究所資料館による調査結果に基づき、そもそも登戸研究所は何をするために設置され、実際にどのような人々によって、どのような兵器・資材が作られていたのかを最新研究成果を取り入れて紹介します。
講座期間
2017/05/13~2017/07/08
講師概要
山田朗(ヤマダアキラ)明治大学文学部教授・平和教育登戸研究所資料館館長1956年大阪府生まれ。1985年東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。日本現代史・軍事史を専攻。主な著書として、『大元帥・昭和天皇』(1994年)、『軍備拡張の近代史』(1997年)、『世界史の中の日露戦争』(2009年)など。
渡辺賢二(ワタナベケンジ)元明治大学文学部兼任講師1943年生まれ日本近現代史・歴史教育論を専攻。主な著書:『平和のための「戦争論」』(1999年)、『風刺マンガでまなぶ日本近現代史』(1999年)、『陸軍登戸研究所と謀略戦』(2012年)など。共著『登戸研究所から考える戦争と平和』(2011年)など。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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