小泉八雲の『怪談』を朗読する

神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
KUポートスクエア
原良枝(甲南女子大学文学部日本文化学科専任講師、関東学院大学講師)

-講義詳細, 趣味・実用
-, , ,

講義詳細

講義詳細
講座名
小泉八雲の『怪談』を朗読する
大学
神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
キャンパス
KUポートスクエア
概要
声を出して小泉八雲の『怪談』を読んでいく朗読の講座です。自分の声を意識しながら、緩急・強弱・プロミネンス・ポーズ等の音声表現技術を駆使し名作を味わいながら音声でテキストを表現していきます。呼吸法や滑舌の練習、表現技術の基礎的理解といった基礎的な段階から学びを進め、最終的には発表を行います。テキストとして、小泉八雲の『怪談』から「小豆磨ぎ橋」「子捨ての話」「むじな」などを丁寧に読み込んでいき、発表では各自1 作品を選んでいただきます。 アイルランド人の父とギリシャ人の母をもつラフカディオ・ハーン(のちの小泉八雲)は、異文化への優しいまなざしを込めて明治期の日本の姿を著した紀行文や、各地の怪異譚を再話した『怪談』を残し、夏目漱石や佐藤春夫などの作家たちへ多大な影響を与えました。 「耳無し芳一」の話で有名な八雲の『怪談』は、妖怪と出会う不思議な話や、背筋が寒くなる怖い話で構成されていますが、根底には親子の情や友人との絆や契りなど人を想う切なく温かい心情が流れています。今の時代に必要な、人を想いやる祈りにも似た優しい気持ちで読んでいきたいと思います。
会員価格
7,200円
一般価格
8,000円
講座期間
2017/07/07~2017/08/04
開講時間
15:00~16:30
曜日
講座回数
5回
定員
30人
講師名
原良枝(甲南女子大学文学部日本文化学科専任講師、関東学院大学講師)
講師概要
神奈川県横浜市出身。早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程指導終了。博士(学術)。元テレビ神奈川(tvk)のアナウンサー。音声言語教育論、メディア論、コミュニケーション論を専門。早稲田大学国際言語文化研究所招聘研究員。朗読家。著書『声の文化史―音声読書としての朗読―』(成文堂)、『彼女の場合―神奈川・文学のヒロイン紀行』(かまくら春秋社)、共著『国際化の中の言葉と文化』、『比較文化のすすめ』(以上、成文堂)、共訳『T.S エリオット―文化の定義のための覚書』(中央公論新社)など。アナウンサーとしての原点である朗読を通して、話し言葉やパブリック・スピーキングの在り方を研究している。
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA14階
アクセス
横浜高速鉄道みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅より徒歩2分/JR根岸線・市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩7分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。

関連記事