世界遺産から探る日本の自然の豊かさの謎 ―一度は訪れたい日本の世界遺産(自然編)―
多摩キャンパス
岡秀一
講義詳細
① 日本の自然の豊かさの背景を考え、世界遺産やその他の自然の保護・保全策について確認します。
② まず屋久島と白神山地を訪れます。屋久島は夥しい多雨環境のもとで、いっぽう白神山地は多雪環境のもとでそれぞれ独特な生態系を発達させています。
③ 知床は北半球では流氷が押し寄せる最南端の地です。陸域と海域の生態系が複合的に係わっている姿に注目しましょう。
④ 海洋島の小笠原は本土から1000mも離れていて、過去大陸と一体になったことのない島です。孤立した環境のもと数多くの固有種を見ることができます。
⑤ 自然遺産には登録されませんでしたが、富士山はその高さゆえ、若さゆえに独特な景観が成立しています。その魅力に迫ります。
1969 年東京都立大学理学部卒業。理学博士。専門分野は植生地理学・環境地理学・気候学。植生の分布限界に関する研究・気候景観研究などに従事。研究対象地域は富士山をはじめとする日本の山岳地帯、小笠原諸島、南米ペルー・チリなど。都立高校教員を経て都立大学教員。著書・編著は『日本の気候景観』(古今書院)、『住の世界』(二宮書店)など。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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