KI52危機の中のヨーロッパ民主主義とＥＵ②- ナショナリズム・ポピュリズムの隆盛と福祉国家・ＥＵのゆくえ -

龍谷大学龍谷エクステンションセンター

深草キャンパス

2017年6月に開講した講座「危機の中のヨーロッパ民主主義とEU」の内容を少しバージョンアップしたものです。したがって、タイトルは「危機の中のヨーロッパ民主主義とＥＵ②」となっています。英国に続くＥＵ離脱ドミノは起こりませんでした。蘭・仏・独ではＥＵ支持派が多数を得、大統領や内閣を維持しました。しかし、難民・移民問題、加盟国間の対立、ＥＵ懐疑主義、ナショナリズムと排外主義の主張やそれを唱える政党は一定の支持を得て、定着しています。後期は、英国のＥＵ離脱交渉、各国の「～ファースト」の動き、左右のポピュリズム、英国のコービン労働党やスペインのポデモスなどの政策、北欧の右翼ポピュリズム政党の比較、ドイツやノルウェーの選挙など新しい内容も盛り込み、ヨーロッパ民主主義の危機の内容と展望を考えます。
講座日程
(1) 11月6日（月）
英国のＥＵ離脱交渉とＥＵのゆくえ、ポピュリズム、難民問題のその後、テロのその後 担当：高橋進
(2) 11月13日（月）
岐路に立つヨーロッパの福祉国家と左右のポピュリズムの動向 担当：石田徹
(3) 11月20日（月）
北欧福祉国家のナショナリズム、ポピュリズム 担当：渡辺博明
(4) 11月27日（月）
まとめ、ヨーロッパ民主主義とＥＵの課題と展望 担当：高橋進
【参考文献】
高橋進・石田徹編 著 『「再国民化」に揺らぐヨーロッパ：新たなナショナリズムの隆盛と移民排斥のゆくえ』 法律文化社
講対象者 継続講座ですが、初めての方もご参加ください。

4,920円

7,400円

2017/11/6～2017/11/27

15:00～16:30

月

4回

40人

高橋進／石田徹／渡辺博明

高橋進／龍谷大学法学部教授
専門：イタリア政治史、現代ヨーロッパの政治に関心を持っている。編著『排除と包摂の比較政治学』(ミネルヴァ書房、2010年）、共編著『ポピュリズム時代のデモクラシー』(法律文化社、2013年）
石田徹／
専門分野政治学、福祉・雇用政策研究主要著書単著『自由民主主義体制分析』法律文化社、共著『持続可能な地域実現と大学の役割』日本評論社、『ポピュリズム時代のデモクラシー』法律文化社
渡辺博明／龍谷大学法学部教授
専門は政治学で、特に北欧の福祉国家や政党政治の研究をしている。主著は『スウェーデンの福祉制度改革と政治戦略』（法律文化社）、本講座に関連する著作として「スウェーデンにおける『再国民化』と民主政治のジレンマ」（高橋・石田編『「再国民化」に揺らぐヨーロッパ』法律文化社）がある。

京都府京都市伏見区深草塚本町６７

地下鉄「京都」駅から竹田方面へ「くいな橋」駅下車、東へ徒歩約4分/JR「京都」駅から奈良方面へ「稲荷」駅下車、南西へ徒歩約12分/京阪「四条」駅から淀屋橋方面へ「深草」駅下車、西へ徒歩約8分

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