人の移動から見る20世紀

神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
KUポートスクエア
藤村是清

-教養その他, 講義詳細
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講義詳細

講義詳細
講座名
人の移動から見る20世紀
大学
神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
キャンパス
KUポートスクエア
概要
1871 年12 月23 日、明治維新政府が派遣した岩倉使節団は横浜港を出発、サンフランシスコから大陸横断鉄道でアメリカ東海岸に至り、大西洋を横断してヨーロッパを巡歴したのち、帰路はスエズ運河から紅海・インド洋に入り、東南アジアを経て、1873 年9 月13 日に横浜に帰着しました。1 年10 ヶ月におよぶ世界遍歴でした。使節団が遍歴から得た最先端の知識が維新日本の輝かしい発展の土台となったことはよく知られています。ところで1870 年代初頭の使節団のルートを地図でたどると、当時の人の流れをちょうど東に(右に)逆走したことになります。というのも、この頃、ヨーロッパ人移民は大西洋を渡ってアメリカ東海岸に押し寄せていただけでなく、西部開拓を経てさらにアメリカ西海岸に至り、その結果、アメリカ人の目が大西洋から太平洋へと向かい、ペリー艦隊の来訪や日本開国もこの人の流れのなかに位置づけられるからです。右に逆走した使節団のルートをたどりながら近代世界移民の足跡を見る、これが本講座の目的です。
会員価格
7,200円
一般価格
8,000円
講座期間
2017/11/7~2017/12/5
開講時間
13:00~14:30
曜日
講座回数
5回
定員
30人
講師名
藤村是清
講師概要
神奈川大学非常勤講師・専門は移動・移民研究。大学中退。横浜の造船所で電気溶接工として14 年間勤めたのち勉強を再開、英国に留学し修士号取得(1991 年MA、ケント大学)。主要論考に「還流的労働移動の社会的条件」(『近代世界の歴史像』世界書院)、「華僑送出4 港の旅客統計分析に基づく中国人移民サイクルの再検討」(前後篇、『華僑華人研究』9-10号)、「19 世紀後半中国南部・イギリス諸島移民統計に見る出入国パターン」(『神奈川大学アジアレビュー』Vol. 4)、「華僑送出港の旅客統計にみる移民サイクル」(『華僑華人の事典』丸善出版、近刊)。
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA14階
アクセス
横浜高速鉄道みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅より徒歩2分/JR根岸線・市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩7分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。

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