目で見て学ぶ『源氏物語』 －「帚木」巻を読む②－

國學院大學オープンカレッジ

たまプラーザキャンパス

昨年度に引き続き、「帚木」巻を購読いたします。「帚木」巻、「空蝉」巻、「夕顔」巻は、若い光源氏の恋のしくじりを描いた三巻であり、古来、帚木三帖と呼ばれています。男たちによる女性論議である雨夜の品定めの場面もようやく終盤戦に入り、本年度はいよいよ光源氏が中の品の女性たちを求めて動き出す場面へと入っていきます。最初の女性は、後宮に入内する望みを抱きながらも、心ならず受領（地方官）の後妻となった女性、空蝉です。手折ることが出来そうで出来ないなよ竹のような人妻に、17歳の光源氏は翻弄されてしまうのです。
千年の時間が隔たった平安朝文化は、現代人にとっては異文化であるといって良いほど馴染みがありません。そのため、本講座では貴族たちの生活世界をイメージしていただけるように画像資料を配布いたします。受講者の皆様が、光源氏の暮らした二条院や、藤壺の過ごした宮中を思い描きながら原文を味わっていただけるように努めます。
初回は、「帚木」巻前半のあらすじのふりかえりや、物語全体の構造についてお話しすることから始めます。新規の方も、継続の方もお待ちしております。

30,000円

2018/04/13～2018/10/21

14:50～16:20

金

15回

大津直子

國學院大學助教・博士（文学）
専門分野：中古文学

神奈川県横浜市青葉区新石川3-22-1

東急田園都市線「たまプラーザ」駅南口から徒歩約5分/東急田園都市線「あざみ野」駅から徒歩約20分

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