「神」についての語り―中世後期から近代まで―
上智大学公開学習センター
四谷キャンパス
佐藤直子上智大学文学哲学科部教授
-教養その他, 講義詳細
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講座名
「神」についての語り―中世後期から近代まで―
概要
日々の生活のなかで、ふと「神」なるものに思いを馳せることは多々ありましょう。合理性を追求しつつ、凄まじい勢いで世界が変化している昨今ではなおさらです。現代の思潮は西洋近代の延長線上にあります。社会の諸制度が「教会」から独立し、自己意識・理性が宗教心から自立していく流れが、ここで決定づけられます。しかしその最中に名を残した思想家たちは、様々な場・様々な仕方で「「神」についての語り」を紡ぎました。彼らの生きた時代、その「語り」は必ずしも理解され歓迎されたわけではありません。しかしそれは、今を生きる私たちにとって、人間の本来のあり方を衝撃的に指し示すものとなっています。 本講座では輪講形式で、中堅・若手の講師陣が、中世末期の思想状況、ドイツ神秘思想、ルネサンス・宗教改革期の思想家、モンテェーニュ、デカルト、スピノザ、さらには「神は死んだ」とまで語るニーチェの思索を辿りつつ、「「神」について語る者」である人間存在の本質に迫ります。哲学史の知識は受講の前提ではありません。
講座期間
2017/10/2~2017/11/13
講師概要
上智大学文学部哲学科教授/上智大学中世思想研究所所長・専攻分野/中世思想、形而上学・著作/企画・編著:上智大学中世思想研究所編『中世における制度と知』(知泉書館、2016年)、他。
アクセス
JR中央線・東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ッ谷」駅麹町口・赤坂口から徒歩5分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。