KI53龍谷大学図書館提携講座 戦争を記憶する
深草キャンパス
髙橋三郎/新田光子/越前谷宏/藤田ジャクリーン
講義詳細
戦争の記憶を語る意味、原爆の記憶、空襲の記憶、そして欧州における戦争の記憶に関して、各講座担当者が話します。
講座日程
(1) 10月5日(木)
「戦争の記憶を語ること」
過去の戦争を語ることのさまざまな問題点を、具体的な事例をあげながら検討します。
担当:髙橋 三郎
(2) 10月12日(木)
「『原爆体験』から『原爆の記憶』へ」
「広島戦災児育成所」と真宗僧侶・山下義信師についての「記憶」をとりあげます。
担当:新田 光子
(3) 10月19日(木)
「『空襲体験』から『空襲の記憶』へ」
1945年6月5日の神戸大空襲を描いた野坂昭如の「火垂るの墓」は、高畑勲のアニメ化によって広く受容されることになる。 両者について考えてみたい。
担当:越前谷 宏
(4) 10月26日(木)
「伝える―欧州における戦争の記憶」
第二次世界大戦のヨーロッパ戦線の戦争体験を語ります。
担当:藤田 ジャクリーン
受講対象者:特に制限はありません。
専門は社会学。主著に『強制収容所における「生」』(二月社、1974/新装版:世界思想社、2000)、編著に『共同研究・戦友会』(田畑書店、1983)、共著に『大学生入門』(世界思想社、2001)など。
新田光子/龍谷大学社会学部教授
専門は社会学。主著に『原爆と寺院:ある真宗寺院の社会史』(法蔵館、2004)、『大連神社史:ある海外神社の社会史』(おうふう、1997)、共著に『大学生入門』(世界思想社、2001)など。
越前谷宏/龍谷大学文学部教授
専門は井伏鱒二を中心とする昭和文学。主論文は「『文芸都市』と井伏井伏鱒二」(『龍谷大学論集』)、「開高健『日本三文オペラ』―ルポルタージュ的方法の陥穽」(『国文学論叢』)、「野坂昭如『火垂るの墓』と高畑勲『火垂るの墓』」(『日本文学』)など。
藤田ジャクリーン/京都学園大学名誉教授
フランス・パリ生まれ。学生時代に日本に留学以来、京都に在住。23年間同志社大学非常勤講師として「フランスの法と政治」を担当。専門はフランスの法・言語・文化。特に、フランスのアンシャンレジーム下の貴族社会の組織と法文化について詳しく研究している。論文にVers un droit á la nationalité-Probléme del'apatridie [2008]など。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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