SB73関西史跡見学教室30《第2回》- 奈良・佐保 -
松波宏隆
講義詳細
【見学予定地】
■那富山墓
聖武天皇の夭折した皇子の墓とされる。『続日本紀』には那富山に葬るとある。墓の4隅に立石があり、十二支と思われる獣面人身像が刻まれている。
■奈良豆比古神社
『延喜式』記載の神社に比定される。現在祭神は志貴皇子(桓武天皇の祖父)、子の春日王、奈良豆比古の三神。
■般若寺
聖武天皇草創と伝わり、天平瓦も収集される。荒廃したものを鎌倉時代、西大寺叡尊に傾倒した良恵により再興された。十三重石塔<重文>は東大寺の鎌倉復興に尽力した宋の石工伊行末らによる建立で、日本の十三重石塔の基準作。楼門<国宝>や経蔵<重文>も鎌倉再興期に建立されたもの。
■多聞城跡
戦国時代、松永久秀により築城された。四層の楼閣建物があり、天守閣の発祥とされる。宣教師フロイスの記録にも築城や城下町造成のことが記載されている。
など
備考 【集 合】
近鉄「奈良」駅 東側改札口前 13:00〈時間厳守〉
【解 散】
近鉄「奈良」駅 17:00〈予定〉
【その他】
○動きやすい服装・靴でお集まりください。
○総行程は約6キロメートルです。
○約4時間かけてゆっくり歩きます。
○随時休憩をとるようにいたします。
○雨天決行につき、雨具などをご用意ください。
○拝観先の都合により、見学地が変更になることもあります。
受講対象者:シリーズ30回目ですが、毎回独立した内容ですので、初めての方でもお気軽にご参加ください。
第1回、第2回とも同一内容です。どちらかご都合の良い開講日にお申し込みください。場所:学外/奈良県奈良市
龍谷大学文学研究科修了。主要論著に、「高句麗山城城壁の女墻後接方孔(柱洞)の構造と機能」(徐光輝編『東北アジア古代文化論叢』)、「『日本書紀』に登場しない百済二王―毘有王・武王をめぐって―」(松倉文比古編『続日本古代の社会と宗教』)など。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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