上原と大友のマーケティング・ゼミナール

明治大学リバティアカデミー
駿河台キャンパス
大友純上原征彦

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講義詳細

講義詳細
講座名
上原と大友のマーケティング・ゼミナール
大学
明治大学リバティアカデミー
キャンパス
駿河台キャンパス
概要
2017年度のノーベル経済学賞は行動経済学者として著名なシカゴ大学のリチャードH.セイラー教授に与えられました。行動経済学は2002年にノーベル経済学賞を授与されたプリンストン大学の教授であるダニエル・カーネマンによって確立されたもので、わが国では明治大学の情報コミュニケーション学部の友野典男教授が2006年に出された『行動経済学―経済は「感情」で動いている』(光文社新書)によって広く知られるようになりました。この行動経済学は人間の経済行動が極めて心理学的な影響を受けやすいという事実を基に理論化されたもので、ビジネス行為としてのマーケティング活動においても非常に重要な示唆を与えてくれるものです。本来、経済学は人間の経済活動が合理的であることを前提に構築されています。しかし企業人だけでなく、特に一般の消費者においてさえ、その日常の購買行動は決して合理的でないことは周知の事実でありましょう。すなわち、“合理的経済人”が前提である経済学的観念とは異なり、わたしたち一般の消費者は極めて主観的であり、感情的な振る舞いをする存在なのです。したがって、経済学的市場認識からわたしたちの日常の経済的動向を予測することは、ミクロ経済学的にもまったく不可能であるといってよいのです。その証拠は、経済学的諸理論を基になされる国の経済政策や消費政策がいつも効を奏さない事実からも理解できると思います。行動経済学が提唱する様々な理論には、マーケティングにおける顧客対応活動において直接的にその効果が発揮されるような考え方が満載されています。マーケティング論の外部理論でこれほど影響力のある理屈はないかもしれません。今回のゼミナールでは、この行動経済学の理論から、企業の日常的なマーケティング活動に役立つような考え方を多数引き出しながら、受講生の皆さんとともに、この行動経済学そのものを自分たちのものとして消化してみたいと思います。きっと私たちの日常の消費行為の中にも多数思い当たる現象が発見でき、興味深く学ぶことができるのではないかと思います。(上原征彦・大友純)
会員価格
30,000円
一般価格
講座期間
2018/04/25~2018/08/01
開講時間
19:00~21:00
曜日
講座回数
8回
定員
25人
講師名
大友純上原征彦
講師概要
大友純(オオトモジュン)明治大学商学部教授明治大学大学院商学研究科博士後期課程退学。専門はマーケティング戦略論、広告論。食品・化学・自動車・機械メーカーや小売店等の大手企業で経営実務・マーケティング戦略の研修指導を数多く手がける他、中小企業経営、地域商業活性化に関する指導も続けている。明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科兼担教授。
上原征彦(ウエハラユキヒコ)元明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授昭和女子大学現代ビジネス研究所特命教授。1968年東京大学経済学部卒業。日本勧業銀行、財団法人流通経済研究所、明治学院大学教授、明治大学専門職大学院教授を経て現職。この間、ペンシルベニア大学ウォートン校の客員教授として取引慣行の日米比較研究を行った。2002年より財団法人流通経済研究所理事、2010年~2015年理事長。著書:『経営戦略とマーケティングの新展開』(誠文堂新光社)、『マーケティング戦略論』(有斐閣)など多数。
住所
東京都千代田区神田駿河台1-1
アクセス
JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅御茶ノ水橋口より徒歩3分/東京メトロ丸の内線「御茶ノ水」駅2番出口より徒歩3分/東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅B1出口より徒歩5分/都営地下鉄三田線・新宿線・東京メトロ半蔵門線「神保町」駅A5出口より徒歩5分/都営地下鉄新宿線「小川町」駅B3出口より徒歩5分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。

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