OB60中国古代と中華

龍谷大学龍谷エクステンションセンター

大阪梅田キャンパス

中華人民共和国、その国名にも使われているように「中華」思想は中国の重要な思想の1つです。中華思想は、伝説の時代から秦・漢という中国初の統一帝国成立への過程である中国古代にその原型が生まれました。それでは、自国を世界の中心であり、文化的・政治的に周辺民族よりも優位に立つ存在であるとする中華思想の原型は、一体どのような人々の手によってどのように誕生したのでしょうか。
そこで本講座では、毎回いくつかの遺跡や出土品にも注目することで、歴史文献だけでは見えてこない中国古代の各時代の特徴を明確にしていきます。そして、その特徴を通じて中国古代史を概観することで、中華思想の源流に遡ってみたいと思います。
講座日程
(1) 11月13日（月） 三皇五帝と夏王朝―伝説から歴史へ―
(2) 11月20日（月） 殷・周時代―文字の誕生と都市国家―
(3) 11月27日（月） 春秋時代―秦国誕生と諸侯の凋落―
(4) 12月4日（月） 戦国時代―人口増加と巨大都市の登場―
(5) 12月11日（月） 秦・漢帝国と中華思想―統一帝国の誕生―
受講対象者：特に制限はありません。

6,150円

9,250円

2017/11/13～2017/12/11

15:00～16:30

月

5回

50人

九嶋利宏

龍谷大学仏教文化研究所客員研究員
専門は中国春秋戦国時代の社会史。特に秦統一以前に存在した多文化の交流と接触を中心に、多文化社会が秦漢の社会を形成する過程について研究している。主要論文は「春秋秦における異文化融合―穆公期以前を中心に―」（『東洋史苑』81号、2013年）など。

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