ラジオ・ビッグ番バン セカンド・クール
訪問(その他エリア)
松平定知/松任谷正隆/榎本了壱
講義詳細
パソコンの出現により、産業革命以上のメディア革命が起こっている。いや、革命はすでに終わり、デジタルとアナログの組み合う時代になった。それは生活全般の、地球上のあらゆる事態を変えた。しかし私たちはそれを少しも恐れていないし、危ぶんでもいない。一つの巨大なメディアが立ち上がっただけだ。それは、世界と共生せざるをえない。大丈夫。青森では今も津軽弁で冗談を言い、沖縄では琉球弁で愛を歌っている。世界が少し膨らんで、情報という糸が高速に張りめぐらされただけだ。そんな中で、メディアを考えると、テレビ時代になっても消えることのなかったラジオが面白い。旧態依然とした素振りを見せながら、反対に自由な情報発信が続く。いや、それだって、AM や、FM は、やっぱりくたびれ出している。ラジオのようなメディアで、どう世界とつながるかだ。それが一番エキサイティングで、イマジネイティブなメディアだ。Facebook を使ったインターネット・ラジオを開局した。今回は第2弾。さらなるミニメディアの挑戦に、賛同する研究員、番組制作者、キャスター、クリエーター、スタッフ等々を募ります! この「ラジオ・ビッグ番」は、3人のディレクターと一緒に番組を制作します。 日本を代表するアナウンサー、キャスターの松平定知、日本のミュージック・シーンを牽引する松任谷正隆、日本の言葉遊び、アイディア・メーカーの榎本了壱。6年目に入った異例のインスティテュートは、ラジオの異端児を生みつつあります。ご興味のある方は、東京藝術学舎ライフデザイン・インスティテュート公式Facebook の「ラジオ・ビッグ番」(https://www.facebook.com/tggldi/)を覗いてください。
松任谷正隆/音楽プロデューサー、モータージャーナリスト、京都造形芸術大学客員教授。慶應義塾大学在学中よりプロのスタジオプレイヤー(キーボード)活動を開始し、バンド“キャラメル・ママ”“ティン・パン・アレイ”に参加。その後アレンジャー、プロデューサーとして松任谷由実をはじめ、吉田拓郎、松田聖子、ゆず、いきものがかり、など多くのアーティストの作品に携わる。また、長年にわたり「CAR GRAPHIC TV」のキャスター、「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の選考委員をつとめるなどモータージャーナリストとしての顔も持つ。雑誌「CAR GRAPHIC」「MEN’S CLUB」「EDGE」「ALBA」など、エッセイにも定評がある。著書に『マンタの天ぷら』(二玄社/1997年)、『僕の散財日記』(世界文化社/2005年、文春文庫/2009年)、「職権乱用」(二玄社/2008年)。
榎本了壱/クリエイティブディレクター、プロデューサー、京都造形芸術大学客員教授。武蔵野美術大学造形学部卒業。大学在学中より寺山修司の舞台、映画の美術や編集デザインに携わる。1975年、月刊『ビックリハウス』(パルコ出版)を創刊。以降、デザイン、編集、出版、文化イベントなどの仕事を展開。主なプロデュースに「日本グラフィック展」「オブジェTOKYO展」「URBANART」(1980年~1999年)、「世界デザイン博 住友館」(1989年)、「九州博覧祭 TOTOミラクルマジック館」(2001年)、著書に『榎本了壱のアイディアノート・脳業手技』(マドラ出版/2000年)、『東京モンスターランド』(晶文社/2008年)ほか、多数。2020年東京オリンピック・パラリンピックエンブレム委員。http://www.atamatote.co.jp/
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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