『古事記』中・下巻を読む -応神記・仁徳記-
國學院大學オープンカレッジ
たまプラーザキャンパス
渡邉卓
-日本文化, 講義詳細
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講座名
『古事記』中・下巻を読む -応神記・仁徳記-
概要
前年度に引き続き『古事記』中巻の応神記から読み進めていきます。応神記では、天皇崩御後の三人の皇子による皇位争いとともに、渡来神である天之日矛の物語や新羅や百済といった朝鮮半島との関係が描かれます。そして「神と人の物語」である中巻は幕を閉じ下巻へと移ります。
下巻は、より個々の天皇の姿が描かれ、また中巻の終盤に描かれる朝鮮半島の記述と関連して、儒教的思想の影響が認められる巻です。下巻の最初には、「聖帝」として称えられる仁徳天皇が置かれています。仁徳天皇は、仁政者・有徳者・善政者として描かれる一方で、恋多き天皇の側面があります。『古事記』が歌と物語によって語る聖帝の御世を、丁寧に読み進めて行きたいと思います。
本講座では『古事記』を中心として読み進めるとともに、『日本書紀』「風土記」『万葉集』などの他文献とも比較することによって『古事記』の特質を明らかにして学んでいきます。読み進める場面は、昨年度からの継続となりますが、初めて受講する方にも『古事記』のおもしろさを理解いただけるよう努めて参ります。
講座期間
2017/04/13~2017/11/30
講師概要
國學院大學助教・博士(文学)。日本上代文学・国学
アクセス
東急田園都市線「たまプラーザ」駅南口から徒歩約5分/東急田園都市線「あざみ野」駅から徒歩約20分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。