ポピュリズム比較――日本とイギリス

立命館大学

衣笠キャンパス

2016年国民投票の結果、イギリスはEU離脱の方針を明確化し、翌年にはリスボン条約の手続きに従ってメイ政権が離脱表明し、 2019年4月からのEU離脱が決まっている。このEU離脱をイギリスのポピュリズムの表れとして説明することもできるが、より大きくは、 イギリスという国のナショナリズム自体の検討が必要となってくる。なぜならば、反移民というポピュリズム的な方向性だけでは、 国民投票の勝利に至るほどの広がりを見ることはおそらくなかったであろう、からである。
他方、保守化する日本の視点からは、そうしたイギリスのEU離脱を「保守化」としてみたくなる人々もいるかもしれないが、 イギリスの若者の動向などを見れば、日本とはかなり異なることも率直に見ておかなければならない。2017年英国総選挙の結果などにも顕著であるが、 英国の若者たちは、保守化にもEU離脱にもNOと言い続けてきた。
講演では、政治家たちの言説や世論調査データなど幅広い論拠に基づき、紹介していきたい。

無料

2017/11/18～2017/11/18

14:00～16:00

土

1回

小堀眞裕

立命館大学法学部・教授

京都府京都市北区等持院北町56-1

JR・近鉄「京都」駅より市バス50/快速205にて（約35分) 「立命館大学前（終点）」下車。または市バス205にて約35分、「衣笠校前」下車、徒歩10分。／JR「円町」駅より市バス快速202/快速205にて（約10分）「立命館大学前（終点）」下車。または市バス205にて約10分、「衣笠校前」下車、徒歩10分。／阪急電車「西院」駅より市バス快速202/快速205にて（約20分）「立命館大学前（終点）」下車。または市バス205にて約20分、「衣笠校前」下車、徒歩10分。／阪急電車「河原町」駅（四条河原町）より市バス12/51にて（約40分）「立命館大学前（終点）」下車。／京阪電車「三条」駅より市バス15/59にて（約30分・市バス15は終点）「立命館大学前」下車。／京福電車「等持院」駅下車、徒歩10分。

申込

URL