人間は昆虫や線虫とどのように関わってきたのか- 人間と昆虫・線虫とのかかわり -
龍谷大学龍谷エクステンションセンター
瀬田キャンパス
樋口博也
/岩堀英晶
-IT・科学, 講義詳細
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講座名
人間は昆虫や線虫とどのように関わってきたのか- 人間と昆虫・線虫とのかかわり -
概要
旧石器時代の頃に描かれたといわれるスペインのアラーニャ洞窟の壁画には、野生ミツバチの巣から採蜜する女性の姿が描かれていて、古代より人間は昆虫と深くかかわっていたことが分かります。昆虫に限らず、人間は色々な生物と関わりながら生きてきました。本講座では、昆虫や線虫が、人間が生活するうえでどのように関わってきたのかを、実例を示しながら解説します。昆虫は、どのように人間生活と関わってきたのかを概観し、さらに、昆虫を模倣すべきモデルとして価値付けようとする学問分野「昆虫ミメティクス」について紹介します。線虫は農業害虫として知られていますが、人間の寄生虫としても古くから知られてきました。一方で人間の役に立っている線虫もいます。しかし、ほとんどの線虫は毒にも薬にもならない、小さくて見えないけれどどこにでもいる身近な生き物です。このようにさまざまな生き方を持つ線虫の多様性について紹介します。また、実際に土の中の線虫たちを顕微鏡で観察します。
講座期間
2017/05/09~2017/05/30
講師概要
樋口博也/龍谷大学農学部教授。専門は、昆虫生態学、害虫管理学です。水稲やダイズを加害する害虫、特に、カメムシ類を対象にして、生活史の解明や天敵についての研究、被害を予測し発生予察技術を開発する研究にたずさわってきました。
岩堀英晶/龍谷大学農学部教授。専門は線虫学。主に農作物に被害をもたらす有害線虫について研究。一般にはあまり知られることのない線虫という生き物に関する知識の普及に努めている。
アクセス
JR「京都」駅から米原方面へ「瀬田」駅下車、バス約8分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。