東西の思想と宗教
早稲田大学エクステンションセンター
八丁堀校
河合孝昭(東京電機大学講師)渋谷由紀(早稲田大学講師)
-教養その他, 講義詳細, 趣味・実用
-八丁堀校, 早稲田大学エクステンションセンター, 河合孝昭(東京電機大学講師)渋谷由紀(早稲田大学講師), 講義詳細
概要
中国古代と西洋における「他者理解」の問題を取り上げます。中国古代で、「こちら(私)」と「あちら(あなた)」の問題に最も注目したのが『荘子』の思想です。人間関係は本人・家族から同心状に広がっていくとする当時の中国社会の「常識」を踏まえながら、古代中国の人々が他者の存在をどう理解し、どう関係を取り結んでいたのかを考えます。西洋に関しては、20世紀フランスを代表する哲学者であるサルトルとレヴィナスにおける他者理解の問題を取り上げます。「他人と共に生きている」という一見すると至極当然に思われる「事実」の中に、二人の哲学者がいかなる意味を見出したのかを考えていきましょう。
講座期間
2018/01/29~2018/02/26
講師名
河合孝昭(東京電機大学講師)渋谷由紀(早稲田大学講師)
講師概要
河合孝昭
東京電機大学講師
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程(哲学専攻)満期退学。2000年にパリ第10大学にてDEA(Diplômed’EtudeApprofondie)を取得。現在、東京電機大学ほかで非常勤講師。専門は西洋近・現代哲学。共著に『仏蘭西の思想と倫理』(行路社)、翻訳にヘント・デ・ヴリース『暴力と証し』(月曜社)など。
渋谷由紀
早稲田大学講師
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程(東洋哲学専攻)単位取得退学。専門は古代中国の哲学。現在、早稲田大学ほかで非常勤講師。論文に「『荀子』の「心」の再検討―「心」は如何にして「道」を知るか―」(『國學院雑誌』第111巻第11号、2010年)、「報復感情としての「疾惡」と『荀子』の性悪説」(『東京電機大学総合文化研究』第13号、2015年)」など。
住所
東京都中央区八丁堀3-17-9 京華スクエア3F
アクセス
JR京葉線・東京メトロ日比谷線「八丁堀駅」A3出口徒歩1分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。