アジア・アフリカの危機遺産

早稲田大学
中野校
岡内三眞(早稲田大学名誉教授)近藤二郎(早稲田大学教授、早稲田大学エジプト学研究所所長)小泉龍人(東京大学東洋文化研究所特任研究

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講義詳細

講義詳細
講座名
アジア・アフリカの危機遺産
大学
早稲田大学
キャンパス
中野校
概要
世界各地に残る貴重な文化財や文化遺産のなかには、自然の驚異もさることながら、とくに内戦・テロなど人間による破壊行為で、消滅や存亡の危機にさらされているものがあります。2011年1月にチュニジアとエジプトで始まった「アラブの春」と言われる民主化運動は、アラブ各地に波及し、近年、反政府勢力が増大するとともに、イスラム過激派のIS(イスラム国、ダーイッシュ)により内戦は泥沼化しています。本講座でとりあげる「パルミラ遺跡」はシリア砂漠の中央に位置する古代の隊商都市です。ローマ時代には、ユーラシア大陸の東西を結ぶシルクロードの要衝として栄えました。しかしこれも、ISによる遺跡破壊、地元の考古学者の惨殺など、悲報が続いています。また、アジアでも、タリバンによるバーミヤンの仏教石窟の破壊など、悲惨な現状が報告されています。内戦とテロの脅威にさらされている東西アジアや北アフリカの文化財、世界遺産とその現状について歴史的な経緯を踏まえて詳しく解説し、その対策についても検討します。
会員価格
11,664円
一般価格
13,413円
講座期間
2017/11/06~2017/11/27
開講時間
10:30~12:00
曜日
講座回数
4回
定員
講師名
岡内三眞(早稲田大学名誉教授)近藤二郎(早稲田大学教授、早稲田大学エジプト学研究所所長)小泉龍人(東京大学東洋文化研究所特任研究
講師概要
岡内三眞
早稲田大学名誉教授
早稲田大学第一文学部史学科、京都大学大学院文学研究科考古学専攻博士課程修了。京都大学助手、徳島大学助教授をへて早稲田大学文学学術院教授、2013年に退官。シルクロード調査研究所前所長。著書『生態考古学で見る歴史の復原』、『シルクロードの考古学』(早稲田大学)他。

近藤二郎
早稲田大学教授、早稲田大学エジプト学研究所所長
東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。1976年より40年間にわたりエジプト各地で発掘調査に従事。専門はエジプト学。著書に『ものの始まり50話』(岩波書店)、『エジプトの考古学』(同成社)ほか。現在、早稲田大学文学学術院教授、同大学エジプト学研究所所長、日本オリエント学会会長。

小泉龍人
東京大学東洋文化研究所特任研究員、早稲田大学講師
1964年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科後期博士課程単位取得満期退学。博士(文学、早稲田大学)。専門分野は、西アジア考古学、比較都市論、古代ワイン。おもな著書に『都市の起源』(講談社)、訳書に『考古学のあゆみ』(朝倉書店)など。国立科学博物館の特別展「ワイン展」に携わる。

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日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

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