SB60遊牧国家の繁栄と草原のシルクロード

龍谷大学龍谷エクステンションセンター

瀬田キャンパス

古来、遊牧民はユーラシア北方に国家を樹立し、広く交易を行い、歴史に大きな影響を与えてきました。しかし、遊牧国家の脅威に曝された地域では、常に「破壊者」「略奪者」「非文明」などという記録が残されており、偏ったイメージ像をもたれることが多かったのです。しかし、2016年度に本大学が中心となって行ったモンゴル国現地調査では、遊牧国家の交易拠点とみられる遺跡で13世紀に作られた仏像が発見されるなど、彼らが宗教や様々な文化を受容しながら、繁栄していたことが明らかになってきました。
本講座では、歴史史料や最新の現地調査の成果を用いながら、遊牧国家がどのように形成されたのか、その実像に迫りたいと思います。
講座日程
(1) 9月26日（火） 遊牧国家・スキタイの誕生～遊牧国家の源流を求めて
(2) 10月31日（火） スキタイの拡大と黄金文化
(3) 11月28日（火） 匈奴帝国の出現と草原の道
(4) 12月12日（火） 匈奴帝国の滅亡と五胡十六国時代
(5) 1月23日（火） トルコ系遊牧民の勃興～高車・突厥とソグド商人
(6) 2月20日（火） モンゴル帝国の繁栄～2016年発見の仏像とハルザンシレグ遺跡
受講対象者：特に制限はありません。

7,380円

11,100円

2017/9/26～2018/2/20

13:35～15:05

火

6回

50人

中田裕子

龍谷大学農学部講師
中国唐代における東西交渉史を専門とする。著書は「唐代六胡州とソグド系突厥」（『東洋史苑』第72号、2009年）、「遊牧民の歴史と農耕」『食と農の教室１知っておきたい食・農・環境―はじめの一歩―』龍谷大学農学部食料農業システム学科編、昭和堂、2016年。

滋賀県大津市瀬田大江町横谷１−５

JR「京都」駅から米原方面へ「瀬田」駅下車、バス約8分

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