東歌・防人歌を読みなおす －part 9 －

実践女子大学

日野キャンパス

東歌（万葉集巻14）の相聞歌を順次読み進めています。
防人歌や東歌を<古代東国の文学史>という観点から読んでみようというのが本講座の狙いです。文学史という歴史的時間を設けた時に、防人の歌ははっきりとした対象になります。今まで防人という東国出身の兵士がどのような歌を詠んでいるかを、特に彼らをとりまく時代的、生活的環境を重視して読んできました。東歌の人々もこれらの人々と環境的な相違はなく、むしろ防人たちの存在感を積極的に取り入れることによって、東国の人々の生きる姿を描き出せるのではと、歌をとらえる方法に用いています。
初めての方々にも前回までの流れが分るように説明いたします。また、前回までの資料も用意しておきます。

第1回 巻14東歌について。前回までの整理と研究史。
第2回 東歌3532番歌より、資料にそって順次読解へ。
第3回 同上
第4回 同上
第5回 同上

8,100円

2018/05/18～2018/06/22

10：30～12：00

金

5回

28人

近藤信義

立正大学名誉教授。
国学院大学大学院修了（文学博士）。著書『枕詞論―古層と伝承』（桜楓社）、『音喩論―古代和歌の表現と技法』（おうふう）、『万葉遊宴』（若草書房）、『東歌・防人歌 コレクション日本歌人選』（笠間書院）、『音感万葉集』（はなわ新書）など。

東京都日野市大坂上4-1-1

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