文化史から考える《ウィーン・フィル》の秘密
関東学院大学社会連携センター
KGU関内メディアセンター
小宮正安
-教養その他, 講義詳細, 趣味・実用
-KGU関内メディアセンター, 小宮正安, 講義詳細, 関東学院大学社会連携センター
講座名
文化史から考える《ウィーン・フィル》の秘密
概要
2017年に創設175周年を迎えるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(以下「ウィーン・フィル」と略)。現在、「音楽の都ウィーン」の象徴的存在として、また世界を代表するオーケストラの1つとして名声を確立しているウィーン・フィルですが、ここに至るまでは様々な苦労や闘いがありました。ハプスブルク帝国の末期からオーストリア共和国、ナチス・ドイツによる併合や四か国統治を経て、再びオーストリア共和国が誕生するという波乱の時代を背景に、ウィーン・フィルはどのようにして唯一無二のオーケストラとなりえたのでしょうか?有名指揮者に関するエピソードや、他のオーケストラとは異なる独自性など、団員へのインタビュー経験も豊富な講師が、ウィーン・フィルの秘密を文化史的な視点を中心に検証します。
講師概要
横浜国立大学教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期単位取得。秋田大学助教授等を経て現職。専門はヨーロッパ文化史・ドイツ文学。著書に『名曲誕生時代が生んだクラシック音楽』(山川出版)、『音楽史影の仕掛け人』『オーケストラの文明史ヨーロッパ3000年の夢』(ともに春秋社)、『モーツァルトを「造った」男ケッヘルと同時代のウィーン』『ハプスブルク家の宮殿』(ともに講談社現代新書)、『愉悦の蒐集ヴンダーカンマーの謎』、『ウィーン楽友協会200年の輝き』(ともに集英社新書)など多数。ザルツブルクのモーツァルテウムにおける講演をはじめ、『ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート』のスタジオコメンテータを務めるなど、各種メディアや国内外において積極的な活動を展開している。
アクセス
みなとみらい線馬車道駅5番出口より徒歩3分、JR・市営地下鉄関内駅より徒歩5分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。