失われたシルクロード壁画の研究と復元
中野校
前田耕作(東京藝術大学客員教授)久米正吾(東京藝術大学特任講師)檜山智美(日本学術振興会特別研究員(SPD))森美智代(東京藝術
講義詳細
東京藝術大学客員教授
1964年名古屋大学学術調査団の一員としてアフガニスタンの仏教遺跡の調査に従事して以来、西アジア、中央アジア、南アジアの古代宗教遺跡の調査をおこなう。2003年よりバーミヤン仏教遺跡の保全・修復にかかわっている。現在東京藝術大学客員教授。著書に『巨像の風景』他がある。
久米正吾
東京藝術大学特任講師
1974年鹿児島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。修士(文学)。専門分野は、西アジア・中央アジアの考古学。著書に、『遺丘と女神』(東京大学出版会、共著)、『イスラームと文化財』(新泉社、共著)などがある。
檜山智美
日本学術振興会特別研究員(SPD)
慶應義塾大学(美学美術史学専攻)卒業後、東京大学大学院を修了し、2010〜2016年にかけてベルリン国立アジア美術館にて研究員を務める。2014年に博士号(美術史、ベルリン自由大学)を取得。ミュンヘン大学、ヴェネツィア大学等で仏教美術史の講義を担当。専門分野はシルクロードの仏教壁画の図像学。
森美智代
東京藝術大学特任研究員
早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。主な著作物に「亀茲石窟の「立仏の列像」と誓願図について」(『佛教藝術』340号、2015年)、「隋開皇四年銘天龍山石窟第八窟の意義」(新川登亀男編『仏教文明と世俗秩序:国家・社会・聖地の形成』勉誠出版、2015年)など。
平諭一郎
東京藝術大学特任准教授
1982年福岡市生まれ。東京藝術大学デザイン科卒業後、同学大学院美術研究科文化財保存学専攻修了。専門分野は文化財保存学。古代壁画から現代美術、メディア・アートまで幅広く、その保存や修復、復元理念を研究している。
並木秀俊
東京藝術大学特任研究員
1979年千葉県佐倉市生まれ。東京藝術大学文化財保存学専攻博士課程修了、博士(文化財)を取得。専門分野は文化財保存学。主に箔装飾の伝統技法を中心に研究や実演・講演を行っている。
麻生弥希
東京藝術大学特任研究員
東京藝術大学保存修復日本画研究室修了。専門分野は文化財保存学日本画。著書に『デジタル技術とアナログ技術を複合させた画像復元の実践―平等院ミュージアム鳳翔館・扉絵の間複製画の刷新』(共著・荒井径、鳳翔学叢第11輯、平等院)、アフガニスタン流失文化財報告書『バーミヤン東大仏仏龕天井壁画の復元に挑む』(共著・平諭一郎、並木秀俊、院展奨励賞、2009年)。
井上隆史
東京藝術大学客員教授、元NHKプロデューサー
NHKプロデューサーとして、文明・歴史・美術などのドキュメンタリーを制作。主な作品に「私は日本のスパイだった」、「秘宝三十六歌仙の流転」などの特集番組、「大モンゴル」、「中国12億人の改革開放」、「家族の肖像」、「四大文明」、「新シルクロード」のシリーズ番組がある。現在、東京藝術大学客員教授。
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