キリスト教と神道・仏教・儒教の国日本/宗教を通して日本文化を再考する
五反田キャンパス
岡野治子
講義詳細
政治経済のグローバル化のなかで、暴力の連鎖と平和のメッセージが至るところで繰り返し問われている。宗教もその現実に深く関与している。宗教文化相互間の対話をささやかに試みてみたい。仏教、儒教という外来宗教を受け入れながら、キリスト教の受容が進まない日本を、欧米人は「不思議な文化」と位置づけている。1970年代、あるスイス人ジャーナリストが、こうした日本文化について、興味深い表現で語っている。「日本人は、自国を自分の母体と感じ、一人一人がその母体の一部と理解している。彼らは母体とともにあることに幸せを感じ、彼らの最大の不幸は、その母体から切り離されることにある」と。そこで日本の諸宗教のメッセージをもう一度確認し、キリスト教との関わりを問い直してみたい。テキスト:必要に応じてプリントを配布。
日本社会で「ひとになる」とは?/日本社会の倫理観(「良心」を問う)/日本人の死生観/日本人の老い/日本人は平和にどのように関われるか?/宗教から見る女性と男性
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