ファンタジー人間論- 村上春樹を読む -
龍谷大学龍谷エクステンションセンター
瀬田キャンパス
亀山佳明
-講義詳細, 趣味・実用
-亀山佳明, 瀬田キャンパス, 講義詳細, 龍谷大学龍谷エクステンションセンター
概要
1980年代はバブル期と称され、日本社会がもっとも繁栄した時代であった。高度経済成長後に向えた高度消費社会の到来であった。この時代にくしくも、二つの興味深い事態が生じていた。一つは、いわゆる「オタク」族の出現であり、もう一つは「村上春樹」の登場であった。前者はメディアが創り出す擬似環境に住まう人々であり、後者は「ファンタジー」を駆使して物語を繰り出す作家である。この両者を切りはなすことはできない。そこで両者に共通する「ファンタジー」(擬似現象実=物語)を媒介にして、村上作品を読んでいきたい。《村上春樹 著『神の子どもたちはみな踊る』新潮文庫/定価本体490円(税抜き) ISBN9784101001500/村上春樹著『風の歌を聴け』講談社文庫/定価本体390円(税抜き) ISBN9784062748704》
講座期間
2017/05/11~2017/07/06
講師概要
龍谷大学名誉教授。京都大学教育学博士。専門は文化社会学・教育社会学・スポーツ社会学。主な著書として、「夏目漱石と個人主義/〈自律〉の個人主義から〈他律〉の個人主義へ」(新曜社)、「生成する身体の社会学/スポーツ・パフォーマンス/フロー体験/リズム」(世界思想社)、「子どもと悪の人間学/子どもの再発見のために」(以文社)など。
アクセス
JR「京都」駅から米原方面へ「瀬田」駅下車、バス約8分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。