史料に触れ、史料を読む
明治大学リバティアカデミー
駿河台キャンパス
江川ひかり/髙村武幸/櫻井智美/寺内威太郎
-教養その他, 講義詳細, 趣味・実用
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概要
歴史学は、同時代に記された、あるいは遺された史料を発掘し、解読することによって、それぞれの時代に何が起き、人びとが何を考えて生活していたのかを明らかにする学問です。史料といっても、紙が作られる以前の中国では、木や竹に文字が記され、木簡・竹簡として遺されました。中国において開発された製紙法は、サマルカンドを経て8世紀にはアラビア世界に普及しました。「紙」というモノそのものも、アジアを起源としているのです。製紙法の発達によって、アジア諸王朝は、公文書に基づく官僚制を生み出しました。その結果、今日まで遺された膨大な公文書は、同時代の「史実」を我われに伝えています。また、人びとは石に文字を刻み、偉業を讃えたり、亡き人を弔いました。さらに、親から子へと語り継がれてきた話も貴重な口述史料です。このようなさまざまな史料を読解します。
講座期間
2017/10/10~2017/12/5
講師名
江川ひかり/髙村武幸/櫻井智美/寺内威太郎
講師概要
江川ひかり(エガワヒカリ)コーディネータ・明治大学文学部教授早稲田大学文学部卒業、お茶の水女子大学大学院修了後、立命館大学を経て、2009年より現職。専門は、トルコ近代史、19世紀オスマン帝国社会経済史。主著に『ワードマップ・イスラーム:社会生活・思想・歴史』(新曜社共編著)、共著YagciBedirYorukleri(2007『ヤージュ・ベディル遊牧民)、『19世紀オスマン帝国北部中央ブルガリアの農村社会―タルノヴォ郡三村における農業経営と土地「売買」』『明大アジア史論集』13号(2009)など。
髙村武幸(タカムラタケユキ)明治大学文学部准教授明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。日本学術振興会特別研究員、慶應義塾・国士舘・日本大学等非常勤講師、三重大学人文学部准教授を経て現職。
櫻井智美(サクライサトミ)明治大学文学部准教授博士(文学)。京都大学文学部卒業。同大学院修了後、明治大学文学部専任講師を経て、2009年より現職。専門は、モンゴル帝国史・中国元代史。主な論著に、『中国近世社会の秩序形成』(岩井茂樹編、人文科学研究所、共著)、『クビライの華北支配の一形象―懐孟地区の祭祀と教育―』(駿台史学124)、『元大都的東岳廟建設与祭祀』(元史論叢13)がある。
寺内威太郎(テラウチイタロウ)明治大学文学部教授明治大学文学部、同大学院修了。明治大学文学部助手を経て現在に至る。専門は朝鮮近世史(17世紀以降)および近世朝中関係史。主著に朝鮮史研究会編『朝鮮の歴史』(共著、三省堂)、『植民地主義と歴史学』(共著、刀水書房)など。
アクセス
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