折口信夫・釋迢空研究15　折口信夫を読み解く

國學院大學オープンカレッジ

渋谷キャンパス

　折口信夫（明治20年２月11日－昭和28年９月３日）は、日本文化の構成原理や特質について、いくつもの理論を提示しています。「折口学」とも総称されるその学問は、文学、民俗学、芸能史、神道学などいくつもの分野にわたっています。 　折口が提示した文化理論の、たとえば「まれびと」論は日本人の心意の深層にある神観念や他界観、さらには文学や芸能の発生にも及んでいます。また折口の鎮魂論は、よく知られた伴信友の理論とは異なる独自のものです。こうした諸理論は、没後64年が経った現在でも多くの人たちが関心を寄せています。 　抽象性が高い折口の論文は難解といわれていますが、講座では折口の5つの論文を取り上げ、その文意を理解し、説かれている理論を読み解いていきます。短めな論文は前文を読み通し、長い論文は重要箇所を選んで理論検討を進めます。1回２コマずつ、全10コマを開講します。 講座内容 第1 回　「まといの話」<依代論の展開> 第2 回　「花の話」<花慎めと物忌み> 第3 回　「桃の伝説」＜桃太郎の真義＞ 第4 回　「鬼の話」＜山の「まれびと」＞ 第5 回　「田遊び祭りの概念」＜芸能史の理解＞　 （10分間休憩あり）

20,000円

2017/04/15～2017/06/24

12:50～16:00

土

10回

小川直之

國學院大學教授・博士（民俗学）。民俗学

東京都渋谷区東4-10-28

JR山手線・地下鉄・京王井の頭線・東急各線「渋谷」駅から徒歩約13分/JR埼京線「渋谷」駅新南口から徒歩約10分/渋谷駅東口バスターミナル54番のりば都営バス学03日赤医療センター行「国学院大学前」下車/地下鉄半蔵門線・銀座線・千代田線「表参道」駅B1出口から徒歩約15分/JR山手線・地下鉄日比谷線「恵比寿」駅から徒歩約15分/恵比寿駅西口ロータリー1番のりば都営バス学06日赤医療センター行「東四丁目」下車

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