仏陀の道- 瀬戸際から見えるもの:『維摩経』を読む ③ -

龍谷大学エクステンションセンター
大阪梅田キャンパス
井上陽

-教養その他, 講義詳細
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講義詳細

講義詳細
講座名
仏陀の道- 瀬戸際から見えるもの:『維摩経』を読む ③ -
大学
龍谷大学エクステンションセンター
キャンパス
大阪梅田キャンパス
概要
維摩の舌鋒鋭く、歯に衣着せぬ物言いは、在家でありながら高僧や菩薩たちをも論破した。病になった維摩を文殊菩薩が最後に見舞いに行くと…。対話の瀬戸際に立たされながらも文殊は辛うじて問いを返す。「とらわれないためにはどのようにしたらよいのか」(入不二法門)と。文殊は固唾をのんで返答を待つ。しかし、維摩は黙然として言葉を返さない。いわゆる「維摩の一默、雷の如し」と伝えられるものである。「こうあるべきという思い込み」を捨てた境地、「空の実践」が維摩の黙然に示されている。『維摩経』は文学性豊かな戯曲体の構成によってわれわれの宗教的感性をも揺さぶる。本講座では日本の仏教にも多大な影響を与えた初期大乗経典の傑作『維摩経』を読み進めていき、とらわれない生き方とはどのようなものかを学んでみましょう。また、東アジアで最も流布した鳩摩羅什訳『維摩詰所説経』3巻本をテキストとし、今回は第3巻を読んでいきます。テキスト・資料などは担当者が全て準備します。
会員価格
7,380円
一般価格
11,100円
講座期間
2017/04/14~2017/06/23
開講時間
10:45~12:15
曜日
講座回数
6回
定員
50人
講師名
井上陽
講師概要
相愛大学人文学部准教授。専門はインド仏教、仏教文化史。インドから各地へ伝播した仏教を文献と考古学資料を用いて研究。フィールドワークで得た知見から仏教の受容と変容を探る。主要論文に、「カーピシー出土仏像にみられる焰肩の意味」「ストゥーパと出家者」「ヤッカウラング周辺の仏教遺跡」など。
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アクセス
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日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

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