ヨーロッパを知る歴史散歩XIV ドイツ/オーストリアの自然と人々
東京外国語大学
本郷サテライト
古川高子
-教養その他, 英語・語学, 講義詳細
-古川高子, 本郷サテライト, 東京外国語大学, 講義詳細
講座名
ヨーロッパを知る歴史散歩XIV ドイツ/オーストリアの自然と人々
概要
今回の「ヨーロッパを知る歴史散歩XIV」は、ドイツ語圏の自然とそれをめぐる人々の歴史をテーマとします。ドイツについては19世紀初めから半ばにかけて「統一されたドイツをヨーロッパのエデンに」というスローガンで行われた国土美化運動と各地で結成された美化協会、19世紀後半の産業革命による旧物破壊に対抗し自然・文化遺産の保護を標榜した郷土保護運動、そして国土や森林を審美的な対象と捉えようとする森林美学が19世紀に生まれた背景を解説していきます。後半は戦間期オーストリアの自然保護思想、草の根郷土保護運動と山岳景観の保護を取り上げ、山岳ツーリズムを国家的に振興させ、国民意識の育成と結びつけようとした政府と美しい景色を見たいと願う様々な社会階層の人々、さらに経済的利益を求める地元の人々の相克の歴史をお話しします。
講座期間
2018/06/07~2018/07/26
講師概要
[古川]ドイツ語圏、とくにハプスブルク帝国からオーストリアの社会史を専門とする。自然思想、景観、郷土保護運動、アルピニズム、環境保護運動等と政治・社会・文化の諸問題に取り組む。
[赤坂]ドイツの国土美化、郷土保護運動をテーマとする。現在、ユネスコ世界遺産委員会の諮問委員会イコモスの日本国内委員会監事、専門は造園学、風景計画論。東京都心部に実在する富士見坂からの富士への眺望保護の問題に取り組む。
アクセス
・都営バス「本郷二丁目」停留所下車、徒歩1分
・東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目」駅(M21)2番出口下車、徒歩5分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。