右大臣藤原実資の王朝時代

神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
KUポートスクエア
繁田信一(神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師)

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講義詳細

講義詳細
講座名
右大臣藤原実資の王朝時代
大学
神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
キャンパス
KUポートスクエア
概要
「王朝時代にも医療(いりょう)はあったのだろうか?」 「王朝貴族たちのケガや病気の治療には、いつも呪術(じゅじゅつ)が使われていたのでは?」 「当時の人々は、医師よりも密教僧(みっきょうそう)や陰陽師(おんみょうじ)を頼りにしていたのでは?」 みなさん、こんなふうにお考えではありませんか? でも、残念ながら(?)、ちょっと違うんです。王朝貴族たちの間にもきちんとした医療があって、王朝貴族たちも頻繁(ひんぱん)に医療の世話になっていたのです。 王朝時代に右大臣(うだいじん)を務めた藤原実資(さねすけ)は、ある日、自宅で転倒して、顔に3 センチほどの大きさの傷を作ってしまいます。そして、そんな実資が真っ先に呼び寄せたのは、和気相成(わけのすけなり)という人物でしたが、彼は、当時の言葉で「くすし」と呼ばれた医師(いし)であって、さまざまな医薬を用いて治療に取り組み、二ヶ月ほど後、ついには実資の顔の傷をきれいに治したのでした。 ただ、このときの実資は、呪術にも頼り続けました。傷が治るまでの間、密教僧や陰陽師が実資のもとに出入りし続けたのです。ですから、後日、傷が完治した実資は、医療に感謝するとともに、呪術にも感謝したのでした。 医療と呪術とがケンカをすることもなく共存する――それが王朝時代だったのです。そして、この講座では、そんな医療と呪術とが仲よく使われていた王朝時代の様子を、右大臣藤原実資の日記である『小右記(しょうゆうき)』から読み解いていきたいと思います。
会員価格
7,200円
一般価格
8,000円
講座期間
2017/08/06~2017/09/10
開講時間
13:00~14:30
曜日
講座回数
5回
定員
30人
講師名
繁田信一(神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師)
講師概要
1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA14階
アクセス
横浜高速鉄道みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅より徒歩2分/JR根岸線・市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩7分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。

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