名筆を極める書道実技(漢字)
国士舘大学生涯学習センター
世田谷キャンパス
細貝宗弘(国士舘大学教授)
-講義詳細, 趣味・実用
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概要
爨さん宝ほう子しの碑ひ は都から遠く離れた雲南地方に伝わったもので、振威将軍建寧太守の爨宝子の墓に建てられた記念碑です。建碑は王羲之が「蘭亭序」を書いた永和9 年(353)より52 年後の太亨4 年(405)です。王羲之(303 ~ 361)の時代には楷・行・草の三つの書体はすでに完成し芸術的な域に達していましたが、この碑の書体は、隷書から楷書になる過渡期のものです。王羲之没後でも都から遠く離れた辺境の地では、このような古体の楷書が行われていました。王羲之風の高雅な書とは対照的な、のびやかで、素朴な面白い図案的要素が見られます。春期は王羲之風の楷書には見られない古体の楷書表現を学びます。
講座期間
2017/04/22~2017/07/22
講師概要
最終学歴: 東京教育大学大学院教育学研
究科修士課程美術学専攻修了
現在の職業: 国士舘大学文学部教授
論 文:「 最澄の真筆が延暦寺・来迎院・多度大社から出現」(親王院堯榮文庫研究紀要第8 号)、「久隔帖につづく最澄自筆消息出現」(親王院堯榮文庫研究紀要第3細 号)他
住所
東京都世田谷区梅丘2-8-17 国士舘大学地域交流文化センター
アクセス
小田急線「梅ヶ丘駅」より徒歩9分/東急世田谷線「松陰神社前」駅または「世田谷」駅より徒歩6分/JR渋谷駅西口バスターミナルより渋52「世田谷区民会館」バスで終点下車、徒歩1分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。