茶の湯の歴史 基礎編
早稲田大学エクステンションセンター
早稲田校
山﨑仙狹(茶道研究家、華道家、吉備国際大学客員教授)
-日本文化, 講義詳細
-山﨑仙狹(茶道研究家、華道家、吉備国際大学客員教授), 早稲田大学エクステンションセンター, 早稲田校, 講義詳細
概要
世界ではいつごろから茶が飲まれたのでしょうか?
中国では紀元前、茶を飲んでいたであろう資料が多く存在します。700年代、のちに茶祖と呼ばれる陸羽により紀元前からの茶の詳細があきらかになり、中国の茶文化が確立されました。800年代、日本へは留学僧により唐の陸羽式茶道が招来されます。1200年代、栄西禅師により「茶と禅」が日本に招来され、定着していきます。寺での飲茶や作法がやがて日本の日常生活の基盤となり、日本文化となっていきます。1400年代、禅を基本とした茶の道が生まれ「侘び茶」と称し、日本独自の茶の文化・茶道を築きました。「茶」が中国の歴史、日本の歴史とどのように関わり日本独自の文化となったのか、何よりも「茶」が各時代に果たす役割や影響をみていきます。
【主な講義テーマ】
➊世界の喫茶のはじまり ―中国・紀元前からの茶
➋日本の喫茶のはじまり ―遣隋使、遣唐使が招来した茶
➌抹茶法の招来と禅 ―鎌倉時代新たな文化としての茶
➍茶の湯の形成 ―室町時代の多彩な形式の茶
➎わび茶の成立 ―一休宗純と村田珠光で始まる日本の茶・わび茶
➏わび茶の発展と茶人たち ―武野紹鴎・千利休・そして武将豊臣秀吉の茶
講座期間
2017/04/07~2017/06/16
講師名
山﨑仙狹(茶道研究家、華道家、吉備国際大学客員教授)
講師概要
茶の道と禅の「仙狹會」主催。「早稲田仙狹會(受講生を中心とした)」会長。禅の教えのもと「侘び茶」が誕生。茶の道は人の道、形ではなく心を尊び今を大切に、正直に慎み深くおごらぬ様生きる教えのもと誠の心を交じわらせる茶道の原点を伝承。原点の中には華・香・菓子・庭などが含まれる。「日本学」として各大学・専門学校・仙狹道場にて茶の道を教授。流派の基になる茶道―茶禅一味―を提唱。和装着装講師。
アクセス
東京メトロ東西線「早稲田駅」3a出口より徒歩5分/都バス(高田馬場駅→早大正門行き)「早大正門」より徒歩1分/都電荒川線「早稲田駅」より徒歩5分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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