「徳川の平和(パクス・トクガワーナ)」ってなに?/外交も内政も社会も生活も、描き直される江戸時代(知りたい日本史 ―研究の今を訪ねて―)

清泉女子大学 清泉ラファエラ・アカデミア
五反田キャンパス
和歌森民男

-日本文化, 講義詳細
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講義詳細

講義詳細
講座名
「徳川の平和(パクス・トクガワーナ)」ってなに?/外交も内政も社会も生活も、描き直される江戸時代(知りたい日本史 ―研究の今を訪ねて―)
大学
清泉女子大学 清泉ラファエラ・アカデミア
キャンパス
五反田キャンパス
概要
「教えることは学ぶこと」、ここで私が語る内容も、教室で受けとめてきた本学学生の今の関心やレポートにずいぶん負っています。 「徳川の平和」の語で中学の歴史教科書に登場してきた江戸時代論は、高校教科書でも「平和と秩序の確立」などとして説かれています。本講では、平和の視点をカギとする最新の江戸時代像を訪ねます。 苛政を物語るとして伝わる「慶安の触書」の実在は今は疑われ、民政への幕府や藩の柔軟な対応が見直されてきています。「四つの窓口」を設けての幕府外交の継続は、黒船来航時にも発揮される交渉能力をはぐくんでいました。百姓や町人の社会での互助と啓発への交流や結社も盛んでした。その活力は、経済を発展させ、元禄・化政文化を開花させました。 「泰平」の世を実現した取り組みをとらえて、日本史の流れを江戸時代から学び直してみましょう。テキスト:レジュメ、史料等はプリントで配布。備考:講義形式を基本としますが、史料の音読や情報の交換などを求めて、部分的にゼミ形式で進めることも考えています。
中学歴史教科書にも登場してきた「徳川の平和」―文治政治も外交手腕も見直されて/霞み始めた「慶安の触書」「士・農・工・商」「悪代官」―圧政の江戸時代像は影をひそめて/民衆社会と平和の環境づくり―子育てをめぐる互助、俳諧結社の展開に見る文化の成熟など
会員価格
6,900円
一般価格
講座期間
2017/09/30~2017/11/11
開講時間
13:30~15:00
曜日
講座回数
3回
定員
60人
講師名
和歌森民男
講師概要
清泉女子大学非常勤講師/東京教育大学大学院文学研究科日本史学専攻修士課程修了/専門分野:日本史研究、日本民俗学、歴史教育/NHK教育テレビ放送講師、自治体における市民講座講師、桐朋学園大学短期大学部教授、同学長、日本民俗学会理事、文部省学術審議会専門委員等の職を歴任。「江戸時代の学校と教育の展開」(『教科教育百年史』。1984年。建帛社)など
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日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

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