[冬]ゆっくり読み返す源氏物語

中央大学クレセントアカデミー
駿河台記念館
池田和臣 (中央大学文学部教授 クレセント・アカデミー所長)

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講義詳細

講義詳細
講座名
[冬]ゆっくり読み返す源氏物語
大学
中央大学クレセントアカデミー
キャンパス
駿河台記念館
概要
春期 朝顔の巻から乙女の巻を読み進めます。桃園式部卿のむすめ朝顔の齋院は、父の死により齋院を退きます。齋院は神の嫁であり男との恋愛はタブーですが、退下した今、そのタブーはなくなり、源氏は思いを寄せます。前齋院の世評は高く、源氏との結婚が実現すれば、正妻となります。紫の上の苦悩は深刻です。藤壺の亡霊が源氏の夢に現れたりもします。乙女の巻では、源氏のむすこ夕霧と内大臣(かつての頭中将)のむすめ雲居雁の幼恋が語られます。親の政略によりふたりは引き裂かれてしまいます。 秋期 乙女の巻から玉鬘の巻を読み進めます。乙女の巻の後半、源氏は大邸宅六條院を造営します。春の町には紫の上、夏の町には花散里、秋の町には梅壷の女御(斎宮女御)、冬の町には明石の君が住むことになります。玉鬘の巻に入ると、突然ながらく行方不明であった夕顔の遺児が、成人した姿で登場します。 冬期 秋期に引き続き玉鬘の巻を読み進めます。夕顔の死後、乳母一家に養われ九州筑紫で育った玉鬘は、田舎者の豪族の求愛から逃れるため、乳母一家と帰京します。偶然、その存在を源氏が知るところとなり、養女として六條院夏の町に引き取られます。美しい玉鬘に求婚する公達が殺到し、華やかな六條院絵巻が展開されます。 【テキスト】 『 源氏物語(二)』岩波文庫 岩波書店 (初回までに各自で準備して下さい)
会員価格
一般価格
11,000円
講座期間
2018/01/19~2018/02/23
開講時間
15:00~16:30
曜日
講座回数
4回
定員
講師名
池田和臣 (中央大学文学部教授 クレセント・アカデミー所長)
講師概要
東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。著書に『源氏物語表現構造と水脈』武蔵野書院、『逢瀬で読む源氏物語』アスキー新書、『飯島本源氏物語(一~十)』笠間書院など。 公益財団法人独立書人団評議員、一般社団法人書芸文化院理事、『旺文社国語辞典』編者。
住所
東京都千代田区神田駿河台3-11-5
アクセス
JR中央・総武線「御茶ノ水」駅下車、徒歩約3分/東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」駅下車、徒歩約6分/東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅下車(B1出口)、徒歩約3分/都営地下鉄新宿線 「小川町」駅下車(B5出口)、徒歩約5分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

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