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夏目漱石の魅力/『こころ』というラビリンス(迷路)の謎を読み解く|鶴見大学生涯学習センター|相良英明

講義詳細
講座名
夏目漱石の魅力/『こころ』というラビリンス(迷路)の謎を読み解く
大学
鶴見大学生涯学習センター
キャンパス
鶴見大学会館
概要
漱石の『こころ』は、こころの迷宮に分け入っていく物語。語り手は二人だけ。前半は、「先生」に人間的魅力を感じた青年(当時)の先生に関する回想である。後半は、先生自身の過去を告白した形を取った遺書である。青年である「私」は先生の言葉や態度、あるいは奥さんの話を聞き、先生の過去の秘密を感じながらも、あえて先生のこころの傷を暴こうとはせず、先生の人生観や人間観、恋愛観に含まれる警句とも言える真実の言葉に心惹かれて、師と仰いでいる。後半は、先生の長い遺書のみで作品は終わる。「先生」は自分の心の秘密を、「私」にだけ告白したのだ。しかし、それは先生の主観のみで、お嬢さんの本意や、Kの自殺の真因は先生の語りでしか分からない。人間の真実の心は、裏切りや倫理的葛藤、トラウマから逃れられないという悲劇が描かれている。
会員価格
15,000円
一般価格
講座期間
2018/04/13~2018/06/29
開講時間
14:00~15:30
曜日
講座回数
10回
定員
20人
講師名
相良英明
講師概要
鶴見大学名誉教授。日本比較文学会理事、日本英文学会評議員、英米文化学会理事などを歴任。専門分野は英文学、比較文学、比較文化研究。著書は『夏目漱石の純愛不倫文学』『ジョージ・オーウェル』『作家としての宮崎駿』など。論文として、漱石関連としては、「漱石の『二百十日』とコンラッド『颱風』」「夏目漱石とジョウゼフ・コンラッドの自然観の相違」「夏目漱石の探偵趣味」などがある。
住所
横浜市鶴見区豊岡町3-18
アクセス
JR「鶴見」駅西口下車徒歩1分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

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