何故、仏は表わされるのか?ー法隆寺金堂旧壁画は何故、描かれたのか?ー現出する“仏”の世界
佛教大学四条センター
四条センター
川野憲一
-日本文化, 講義詳細
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講座名
何故、仏は表わされるのか?ー法隆寺金堂旧壁画は何故、描かれたのか?ー現出する“仏”の世界
概要
私たちのまわりには、寺院建築、仏画、仏像、経典、法具など仏教美術と総称される視覚表象が多数存在しています。仏教が広く、深く根付いた日本において、これらの仏教をとりまくイメージは、ア・プリオリ(apriori)、自明なものとして受け入れられています。しかし、そもそも何故、このように多様なイメージでもって“仏”は表わされる必要があったのでしょうか?宗祖・ゴータマ・シッダールタのイメージから始まるとされる仏と、それをとりまく無限とも思えるヴィジョン。インド、中央アジア、東南アジア、中国、朝鮮半島、日本と、仏教が根付いた地域と時代によって、問いに対する答えは異なるのでしょうか?今年度の仏教絵画の講座は、仏教美術に関わる、この根本的で、胸躍る蠱惑的な問いを受講生の皆さんと一緒に探求していきたいと思っています。
昭和24年(1949)の不幸な焼損にも関わらず、我が国古代を代表する仏教絵画の傑作として、今なお、光輝を放つ法隆寺金堂旧壁画。今から約1300年前に、法隆寺金堂を荘厳するために描かれたこの絵画中には、インドから中国にいたるアジアの“珠玉の美”が結晶しています。何故、法隆寺金堂において、このような壮大な仏の姿が描かれたのでしょうか?3回目の講座では、本邦仏教界の至宝・法隆寺金堂旧壁画の魅力に迫ります。
講座期間
2017/06/12~2017/06/12
住所
京都市下京区四条烏丸北東角 京都三井ビルディング4階
アクセス
市営地下鉄「四条」駅または阪急「烏丸」駅下車、地下鉄連絡通路21番出口
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。