源氏物語講読 -「澪標」「蓬生」の2帖を読む-
たまプラーザキャンパス
林田孝和
講義詳細
こうした『源氏物語』の有する文学性の発掘をめざして、今年は第14帖「澪標」、第 15帖「蓬生」の2帖を読んでいきます。
第1回目は『源氏物語』への誘いして、物語の舞台となる「平安京」について述べます。2回目からテキストに入りますが、この2帖は光源氏28歳から29歳までの物語です。「澪標」では、朱雀院が譲位、冷泉帝が即位します。光源氏は中央政権の場に復帰、内大臣に昇進します。明石に残した明石の君は女児を出産、六条御息所母娘は伊勢から帰京、御息所は娘の後事を光源氏に託し死去します。「蓬生」の巻では、光源氏を待ち続けた末摘花の窮乏をきわめる生活を語り、夏にやっと再開し、光源氏は援助をし始めます。
専門分野:平安朝文学
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