源氏物語と歴史の接点

明治大学リバティアカデミー
駿河台キャンパス
湯淺幸代袴田光康渡辺滋加藤友康

-教養その他, 日本文化, 講義詳細
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講義詳細

講義詳細
講座名
源氏物語と歴史の接点
大学
明治大学リバティアカデミー
キャンパス
駿河台キャンパス
概要
源氏物語の作者・紫式部は、物語を読んで感心した一条天皇の評価を契機とし「日本紀の御局」と渾名(あだな)されます。実際、源氏物語には、「日本紀」(史書)を意識した内容が随所に見られます。また、中世の古注釈書は、それらを物語の「准拠」として指摘してきました。一方で、そのように各時代に編まれた注釈書は、その時代の物の捉え方を示す指標となります。さらに、再び物語の時代に注目してみますと、当時の貴族たちが編んでいた日記類があります。このように、様々な角度から、源氏物語と歴史との接点を探っていく予定です。今回は、特別企画として、研究者四人の講演の後、質疑応答とディスカッションを行います。源氏物語に興味がある方はもちろん、歴史や文化に興味がある方もぜひお気軽にお越し下さい。
会員価格
4,000円
一般価格
4,000円
講座期間
2018/07/21~2018/07/21
開講時間
10:30~17:00
曜日
講座回数
4回
定員
130人
講師名
湯淺幸代袴田光康渡辺滋加藤友康
講師概要
湯淺幸代(ユアサユキヨ)コーディネータ・明治大学文学部准教授1975年福岡県生まれ。明治大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。主な論文に「光源氏の六条院─源融と宇多上皇の河原院から─」(日向一雅編『源氏物語の礎』青簡舎、2012年)「朱雀院行幸の舞人・光源氏の菊の「かざし」─紅葉と菊の「かざし」の特性、及び対照性から─」(『日本文学』第56巻第9号、2007年9月)、「嵯峨天皇と「花宴」巻の桐壺帝―仁明朝に見る嵯峨朝復古の萩花宴を媒介として―」(『中古文学』第76号、2005年10月)がある。
袴田光康(ハカマダミツヤス)静岡大学人文社会科学学部言語文化学科准教授1964年仙台市生まれ。明治大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。著作に『源氏物語の史的回路―皇統回帰の物語と宇多天皇の時代―』(2009年・おうふう)ほか論文多数。仏教説話、『白氏文集』の受容、東国の文学など、幅広く平安文学を研究している。
渡辺滋(ワタナベシゲル)山口県立大学国際文化学部准教授1973年横浜生まれ。上智大学文学部史学科卒業、明治大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。博士(史学)(明治大学)。専攻は日本古代史。著書に『古代・中世の情報伝達―文字と音声・記憶の機能論』(八木書店、2010年)、論文に「平安期の古文書研究における現物調査の意義」(湯山賢一編『古文書料紙論叢』勉誠出版、2017年6月)、「揚名国司論:中世的身分表象の創出過程」(『史学雑誌』123-1、2014年1月)などがある。
加藤友康(カトウトモヤス)明治大学大学院文学研究科特任教授1948年東京都生まれ。東京大学文学部卒。同大学院人文科学研究科博士課程中退。専攻は日本古代史。東京大学史料編纂所において『大日本史料』の編纂と正倉院文書の調査研究に従事。編著『古代文書論―正倉院文書と木簡・漆紙文書』(東京大学出版会)、『日本の時代史6』(吉川弘文館)他多数。
住所
東京都千代田区神田駿河台1-1
アクセス
JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅御茶ノ水橋口より徒歩3分/東京メトロ丸の内線「御茶ノ水」駅2番出口より徒歩3分/東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅B1出口より徒歩5分/都営地下鉄三田線・新宿線・東京メトロ半蔵門線「神保町」駅A5出口より徒歩5分/都営地下鉄新宿線「小川町」駅B3出口より徒歩5分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

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