『伊勢物語』の世界Ⅱ- 東国の歴史的背景 -

龍谷大学龍谷エクステンションセンター

大阪梅田キャンパス

『伊勢物語』は千年以上前に成立しました。普通は「昔男」の一代記それも恋物語として知られています。しかし『伊勢物語』はそれだけの物語でしょうか。在原業平は桓武天皇の孫で平城天皇の孫です。ハンサムでよく和歌を作ったと言います。また、不遇をかこち恋に生きたことになっています。では実際にはどんな時代にどんな人生を生きたのでしょうか。その時代に常識だったことは、すでにわからなくなっていますがその当時の歴史的背景は『続日本紀』『日本後紀』『続日本後紀』『日本文徳天皇実録』『日本三代実録』といった六国史と呼ばれる歴史書によって、いくらか知ることができます。そういった歴史背景を元に『伊勢物語』を解読して、より深い『伊勢物語』の世界に入っていただけたら、と考えています。なお、今回は東国編です。

4,920円

7,400円

2017/06/12～2017/07/31

13:15～14:45

月

4回

内田美由紀

帝塚山大学非常勤講師。専門は平安時代文学で、物語や和歌、中でも特に『伊勢物語』について本文や成立について研究しています。第1回中古文学会賞と第二次第10回関根賞とを受賞しています。著書に『伊勢物語考―成立と歴史的背景』があります。中古文学会・和歌文学会・和漢比較文学会に所属。

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